ブリヂストン
トラック・バス向けソリューション「TPP」拡充・強化
ネットワーク活用
高度化するニーズ対応目的
ブリヂストン(石橋秀一Global CEO)は、同社の国内におけるタイヤ販売店のパートナーにおける新たな小売サービスソリューションネットワークとして展開している「B―select(ビーセレクト)」の国内展開を、輸送業者の顧客向けに本年中に約400店、将来的には500店以上のネットワークへ拡大する。同ネットワークを通じ、ブリヂストンでは現場において従来以上に顧客に寄り添うことによって困り事を理解し、より最適なソリューションの提案や高品質なサービスを全国で提供する。
昨今、〝SDGsを踏まえた経営〟〝物流の2024年問題〟への対応などといった、国内の輸送業界を取り巻く環境は大きく変化しており、従来の安全運行、経費削減に加え、環境負荷低減、業務効率化に向けたニーズが上昇。こうした環境下、B―selectから提供する価値を最大化する目的から、〝断トツ商品〟とリトレッドサービス、メンテナンスなどのメニューを組み合わせ、一括で契約するサブスクリプション型のソリューションサービス「TPP」を拡充・強化していく。
TPPはタイヤの売り切りではなく、タイヤの提案からメンテナンス・点検管理・予算管理などといったタイヤマネジメント業務までをブリヂストンが担い、顧客の使用状況に合わせてタイヤを安全に長くうまく、効率的に使用することを可能とするソリューションサービスで、同社ではTPPによる価値提供の最大化を図るため、リアルとデジタルを組み合わせたメニューの拡充を行う。
同社では、既に21年よりサービス開始しているタイヤ空気圧を遠隔モニタリングする「Tirematics」に加え、今回新たに位置情報管理サービスであるB―catcherの提供を開始。TPPの広い活用を促す目的から従量課金プランも準備。これらの拡充したメニューと従来からのリトレッドサービスや安心・安全な運行を支える高品質なタイヤメンテナンス、「ブリヂストンサービスネットワーク(BSN)」を組み合わせることによって、リアルとデジタルの両面から顧客の足元を支えていく。今後も環境変化に合わせて、顧客のサステナブルな事業運営に貢献するためにも、新たなメニュー開発や品質を向上していく。