2023年11月10日

ブリヂストン
「ENLITEN」技術搭載タイヤ

優勝等好成績獲得
最高峰ソーラーカーレース

ブリヂストン(石橋秀一Global CEO)は、同社がタイトルスポンサーを務める世界最高峰のソーラーカーレース「2023 Bridgestone World Solar Challenge(ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ)」(以下、BWSC)において、チャレンジャークラスで「InnoptusSolar Team」(ベルギー)、クルーザークラスで「Sunswift Racing」(オーストラリア)が優勝を飾った。ブリヂストンが供給する〝ENLITE(エンライトン)〟技術搭載タイヤ装着チームは、チャレンジャークラスで優勝、加えてクルーザークラスで優勝/準優勝/3位を獲得した。

10月29日に開催された表彰式では、各クラス3位までのチームの表彰が行われたほか、ブリヂストンの企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」の8つの価値観が強く表れているチームを選出する「Bridgestone E8  Commitment Award」の表彰も行われた。

ブリヂストンは、60年のモータースポーツ活動の中で、絶えず持ち続けてきたモータースポーツへの情熱をコアに、サステナブルなモータースポーツ活動を進化させることによって、持続可能なモビリティ社会の実現へ貢献。BWSCにおいては、タイトルスポンサーとして大会をサポートするとともに、サステナブルなタイヤ技術を磨く「走る実験室」として、ソーラーカーの特性や過酷な環境を深く理解し、チームの参加者における最高のパフォーマンスを支えるための〝究極のカスタマイズ〟を実現したENLITEN技術搭載タイヤを開発・提供してきた。今後もBWSCをサポートし続けることによって、カーボンニュートラル化、持続可能なモビリティの実現に情熱を持つ大会関係者、参加者と感動を共有しながら、イノベーションを加速させていくことによって、ブリヂストンもモビリティの未来に不可欠な存在であることを目指していく。

表彰式において、あいさつを行ったブリヂストンの東正浩取締役代表執行役Joint Global COOは「今回の大会を通じて、脱炭素やサステナビリティを中核としたモビリティの進化へ向けて、たゆまぬ努力を尽くしてきた参加チームの皆さんをはじめ、大会を支えてきたすべての人に心から敬意を表している。持続可能なモビリティの未来を実現するために、学生エンジニアが熱い挑戦を繰り返すこの大会は、モータースポーツを〝極限への挑戦〟と位置付ける当社において、今後も重要な活動であり続ける。ブリヂストンは、今後もレースへの情熱、イノベーションを生む情熱とともに、サスナブルなモータースポーツ活動を推進し、参加チームと一緒にモビリティの未来に貢献し続けていく」と、大会の意義と今後に向けての意欲について語った。

今回タイヤに搭載されたENLITENは、タイヤ性能を従来品対比で向上させた上で、求められる多様な性能をモビリティ、ドライバーごとにカスタマイズする商品設計基盤技術として確立。顧客に寄り添い、タイヤへのニーズやウォンツを叶えるだけでなく、顧客をインスパイアさせる性能にエッジを効かせ、顧客が想像することもできない新たな価値を「究極のカスタマイズ」で実現する。BWSC用のENLITEN技術搭載タイヤは、太陽光による限られた電力で約3000㌔㍍の長距離を走り切るという過酷な条件において求められる低転がり抵抗、耐摩耗性能、軽量化、耐パンクに特化し、究極のカスタマイズを具現化、優勝チームを含めて参加チームの足元を支えてきた。再生資源・再生可能資源比率を前回大会の約30%から63%へ向上させた。ブリヂストンは今後も、サステナブルなモータースポーツ用タイヤにおいて新たなタイヤ技術を実証し、新車装着用タイヤ、市販用タイヤへの拡大を推進し、社会価値、顧客価値を創造していく。