2019年12月25日

横浜ゴム
「ブルーアース」初のバン専用タイヤ

耐摩耗性能に主眼を置いて開発

ブルーアース・バンRY55

横浜ゴム(山石昌孝社長)は、低燃費タイヤブランド「ブルーアース」初のバン専用タイヤ「ブルーアース・バンRY55」を来年1月から国内で順次発売する。発売サイズは215/70R15  107/105N~145/80R12  80/78Nの24サイズで、価格はオープン価格。

 ブルーアース・バンRY55はバン専用タイヤに最も求められる耐摩耗性能の向上に主眼を置きながら、優れたウエット性能の実現を目指し、開発された。トレッドには新開発の専用パターン「エクストラパワフルパターン」を採用し、ショルダー部には深溝とサイプを交互に配置した「アグレッシブショルダー」を搭載したことで、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を向上させている。さらに、コンパウンドに強度を高めるトリプルポリマーを配合するとともに、接地形状を最適化する専用プロファイルを開発し、偏摩耗を抑制。そのほかセンターリブに三角形状に配置したラグ溝とサイプの「トライアングルブロック」およびセンターに配置した3本のワイドグルーブが特長の「ワイドセンターグルーブ」が高い剛性や排水性に寄与する。これにより、ブルーアース・バンRY55は従来品の「ジョブRY52」と比べ、耐摩耗性能を20%、ウエット制動性能を6%向上させている。

2製品のジオランダーに新サイズ

 また同社は、SUV・ピックアップトラック用タイヤ「ジオランダーX―AT」、「同M/T G003」に新サイズを追加し、日本国内で来年3月から発売する。

 ジオランダーX―ATはオンロードでの快適性を求めながら、オフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けに開発された商品で、オフロード感あふれるアグレッシブな外観と優れたオフロード性能に加え、オンロードでの快適性や環境性能を両立させた。追加サイズは145R14C 85/83Q、195R16C 104/102Qの2サイズで価格はオープン価格。既に販売中の10サイズと合わせて全12サイズとなる。今回の追加サイズである145R14C 85/83Qは軽トラックのリフトアップカスタム車両向けのサイズで、軽トラックに採用されているLT/C規格となり、リフトアップ後の荷物の積載が可能。195R16C 104/102Qサイズはジムニーのカスタム車両向けのサイズとなる。

 ジオランダーM/T G003はオフロードユーザー向けの商品でマッド、ロック、ダート、砂利などあらゆる路面でのオフロード性能を追求するとともに、耐久性・耐摩耗性の向上による優れたロングライフ性能を追求している。オフロード感を強調したデザイン性にこだわり、オフロード走行やドレスアップを楽しむユーザーニーズを満たす、よりたくましくアグレッシブなイメージを実現している。追加サイズは145/80R12  80/78N LTおよび195R16C 104/102Qの2サイズで価格はオープン価格。

 現在販売中の29サイズと合計で全31サイズとなる。今回追加された145/80R12  80/78N LTと195R16C 104/102Qは、それぞれ軽トラック、ジムニー向けのタイヤサイズ。それぞれの従来品である「Y828」「ジオランダーM/T+G001J」よりも、さらにオフロード性能を高めたタイヤとなっており、軽トラックやジムニーのオフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザーおよびさらなるオフロード性能を求めるユーザー向けの商品となっている。