2019年12月25日

「CES2020」にBS、豊田合成等が初出展

来年1月7~10日まで米・ラスベガスで開催される世界最大規模のエレクトロニクスの国際見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2020」にブリヂストン、豊田合成が初出展する。

 ブリヂストンは自動運転の実現に向け、先進的な技術を通じてモビリティの進化、安全性、効率性を支えるさまざまなモビリティソリューションの展示を行う。主な展示物は国際宇宙探査ミッションで「有人与圧ローバ」が月面を走破するために同社が技術開発を進めているタイヤ(接地体)、空気充てんやメンテナンスが不要となり、パンクの危険性やダウンタイムを削減できる「エアフリーコンセプト」タイヤ、タイヤのひずみを感知することでタイヤの荷重や摩耗状況を測定できる「スマート・ストレイン・センサー」、テレマティクス技術・データを活用し、顧客企業の車両の生産性、安全性、コスト効率向上を実現するためのソリューションプラットフォーム「ウェブフリートソリューション」(ブースではシミュレーションを実施)を紹介する。

 豊田合成は5Gの普及により活用が進むAR(拡張現実)で、従来の映像(視覚)や音(聴覚)に「触覚」を付与することにより、さらにリアルな体験を可能にする「e―ラバーハプティクス」製品などを展示する。「AR×e―ラバーハプティクス」はアクチュエータ機能とセンサ機能を兼ね備えたe―ラバーの強みを生かし、人が物体に触れたときの感触を疑似的に再現するデバイス。コンピュータ・グラフィックスで描かれた物体の柔らかさなどの〝生々しい感触〟を体験できる。

 またアシックスも初めて本格的に同展に出展を行う。ブースでは「アシックス・エナジー・リサーチ・ラボ」と題し、スポーツシューズにデジタル技術およびデータ解析技術を応用したイノベーションへの取り組みを中心に紹介を行う。特に、ランニングシューズのテクノロジー開発における重要な研究成果の一つである「エナジー・セービング・テクノロジー」(効率的な走行行動を自然と促すことで消費エネルギーを最小化する技術)をデモンストレーションを交えて伝える予定。