2020年6月10日

日本ゴムホース工業会
新たな役員体制決定

日本ゴムホース工業会は、例年開催していた「通常総会」を新型コロナウイルス感染防止の観点から本年度は中止することを決定した。

書面によって承認された「令和2年度事業運営方針」は、その主旨として「従来から実施している諸事業を主体として実施する方針とするが、業界を巡る内外の動向把握に努め、情勢の変化に対応し得るような事業運営を指向する。今後ますます加速する国際化の進展に伴い、日本のホースに関する事情や考え方をISOに反映させるよう積極的な働きかけを実施する」としている。

事業予定としては理事会を7月、9月(札幌)、11月、令和3年3月の年4回の日程で計画している。各専門委員会活動としては、技術専門委員会においては、ISO/TC45/SC1(ホース)のPメンバー活動として、TC/45/SC1関連のISO規格案の審議を行い、日本としての提案を行うとともに、JIS規格ISO規格の整合化作業を推進する。新たに構成された2つの分科会(WG1~WG3=ホース製品分科会およびWG4=ホース試験方法分科会)において活動を進める。内訳としては、日本のPL案件および定期見直しを含め、ISO規格への日本案採用を推進。ISO規格の進ちょくに基づいた対応JIS規格の改正/制定。10月にタイで開催予定の「第68回国際会議」へメンバー派遣を行う。

環境・安全問題に対応するための調査体制・規格見直しを継続する。詳細としては、新冷媒用カーエアコン用ホースのISO規格化推進を継続(ISO8066―3,4)、ホース摩耗試験のISO規格化推進継続(ISO20444)、ホース金具工業会と協力しながらRHC委員会に参画する。

令和2年度の新たな役員体制は、会長に住友理工の日比野学執行役員、副会長には東北ゴムの磯崎勇一取締役社長、ブリヂストンの草野智弘常務執行役員が選任され、運営にあたっていく。

新役員体制は次の通り(敬称略)。
▽会長=日比野学(住友理工執行役員)▽副会長=磯崎勇一(東北ゴム取締役社長)、草野智弘(ブリヂストン常務執行役員)▽常務理事=山本浩介▽理事=鈴木雅澄(メイジフローシステム顧問)、⻆野貴彦(大同ゴム取締役社長)、多島康彦(横浜ゴム理事)、十川敬夫(十川ゴム取締役副社長)、中島多加志(クラレプラスチックス取締役社長)、中村壽昭(王子ゴム化成取締役社長)、西井英正(弘進ゴム取締役社長)▽監事=天羽勝久(鬼怒川ゴム工業常務執行役員)、中村浩士(櫻護謨取締役社長)