2020年6月25日

ムーンスター
旗艦店「ALSO MOONSTAR」オープン

ALSO MOONSTAR出店

ムーンスター(猪山渡社長兼CEO)は、〝使われてこそ価値のあるものをつくる〟ブランドとして、ムーンスターの思想・哲学を五感で感じることができる旗艦店「ALSO MOONSTAR(オルソー・ムーンスター)」を福岡市中央区薬院に6月27日にオープンさせる。

また、デジタル上でも消費者と直接つながり、価値観を丁寧に共有し、一緒に〝ものを使うことを考えていく場所〟としてオウンドメディアの「In Use」(www.inuse.jp)を6月19日に公開した。〝人、地域、文化のつながりの中で生きるコミュニティブランド〟を目指し、リアルとデジタル、両方での取り組みを続けていく。

店名のALSOは、〝~も〟〝また〟〝そして〟〝さらに〟という意味の副詞、接続詞から命名。ムーンスターの靴は、あくまでも履き心地を最優先し、足元を安全に支え、主役を引き立て、暮らしに寄り添う道具であるという、同社のスタンスを表現している。ALSOでは「Made in Kurume」のスニーカーをメーンとしたプロパー全アイテム、コラボなどの限定品、また、足回りに関連するセレクトアイテム、靴を製造する過程で出る廃材をリユースしたオリジナルプロダクトなどを展開予定。福岡でも特色のあるショップが多く集まる薬院というロケーションにおいて、ギャラリーや多目的に集うことのできるサロンとしての活用、靴の製造やものづくりを体験できるワークショップなど、ライフスタイルをより良くするサービスを実施する。ムーンスターだからこそできる、靴を製造する過程で生まれたプロダクトを販売。靴づくりの過程で従来は廃棄されていた資材を可能な限り活用し、新たな価値を生み出す取り組みも始める。

国産を中心に据えた初の旗艦店として、ムーンスターが積み重ねてきた真しなものづくりへの姿勢を表現する目的から、日本建築の基盤である大工・左官・石工の職人たちによる本質的な空間を目指して構築。店舗を形づくる素材は特別に高価なものではないものの、先人たちの経験や技術にならい、一つひとつの素材に職人が丁寧に手間を掛け、そこにムーンスターの歴史と技術を受け継いだプロダクトを組み合わせることで、ブランドを体感できる場所づくりを行った。

建築・設計は若手建築家の下川徹氏で、風土に根ざし築いた日本建築の伝統や様式に敬意を払いながら、現代との調和を図り、清らかで良質な空気感の建築空間をつくることで定評を得ている。

店舗所在地は、福岡県福岡市中央区薬院3―11―22、電話番号は092・401・0781、営業時間は午前11時~午後8時(月曜日定休)。

In Useは、ムーンスターのものづくりや、その周辺にある価値観を丁寧に共有し、使うことについて考えていく場所として設定。作り手と使い手がつながることで、暮らしを豊かにするものとはどういうものなのかを見つけていく。

4つの価値観の下、コンテンツを展開。一つ目は〝ものづくり〟で、使う人、使う環境、必要性や必然性から生まれるものづくりを考えていく。二つ目は〝佇まい〟で、同社でよく使われるたたずまいという言葉の下、同社の視線を通して、さまざまなたたずまいを共有していく。三つ目は〝長く使う〟で、丈夫で使い心地がいいものを、長く使うという考え方を深め、豊かな暮らしのヒントを見つけていく。四つ目は〝つながる〟で、人と人がつながる。ものとものがつながる。つながることで見えてくる共通点や示唆を大切にしていく。

価値観を共有する仲間と一緒にコンテンツも作成。暮らしの一部となり履かれているムーンスターの靴を、アーカイブとして残していく〝ユーズドムーンスター〟、ムーンスター愛用者のライフスタイルや共通点を紹介する〝私とムーンスター〟、福岡・久留米で見られるたたずまいを切り取る〝いい佇まい〟、ムーンスターのものづくりを象徴するはなしをまとめた〝10のはなし〟など、さまざまなコンテンツを順次アップしていく。