2020年10月25日

TOYO TIRE
今年度3回目のタイヤ安全啓発活動

イオンモール東員で実施

TOYO TIRE(清水隆史社長)は、10月10~11日にかけて三重県員弁郡東員町に所在する同社桑名工場近くのイオンモール東員において、今年度3回目となる「タイヤ安全啓発活動」を実施した(写真)。

同社では、自動車に装着しているタイヤの空気圧を適正に管理するなど、タイヤの取り扱いに対する関心を高めるための公開啓発活動としてタイヤ安全啓発活動を各地のイオンモールなどで実施。同社および国内販売子会社であるトーヨータイヤジャパンでは、昨年に引き続き、TOYO TIREが独自開発したドライブシミュレーターをタイヤ安全啓発活動に積極的に活用している。アクセルペダル、ブレーキペダルの踏み込みやハンドル操作で運転席から見える景色や揺れを連動させて再現する揺動機構を活用し、タイヤが摩耗している場合、雨天時のコーナリングではどうなるか、タイヤの溝が適正に残っている場合と制動距離の違いはどうか、走行中にタイヤがバーストするとどうなるかなどが体感できる。こうした疑似ドライブ体験によって、適切な状態でタイヤを使用することの大切さを体感を通じて学び取れることから、非常に有効な取り組みとして高く評価されている。

活動の現場では、新型コロナウイルス感染症への予防対策として、スタッフについてはイベント実施2週間前から検温を行い、健康管理を徹底して実施。当日の会場においてもソーシャルディスタンスの確保、随時消毒の徹底、マスクやフェイスシールドによる飛まつ防止対策を行うなど、十分な注意を払った上で実施された。既に7月にイオンモール名取(宮城県名取市)、9月にイオンモール新小松(石川県小松市)の2会場で実施、来場者にアンケートを実施した結果、9割以上の参加者の割合で「タイヤの安全に対する意識が高まった」といった回答が得られ、努力の結果がうかがえた。

イオンモール東員で行われた活動では、初日となる10日の土曜日は、台風の影響により正午過ぎまで雨が降り続く中で実施された。気象庁の統計によると9月29日~10月12日までの降水量は近畿東海地区で平年比150~200%以上のエリアが多く、秋雨前線の停滞が継続。このような天候の中にもかかわらず、2日間で約150人の一般消費者が来場し、ドライブシミュレーターによるさまざまな路面や、タイヤ状態でのドライビング状況を体感した。

特に、雨の日の制動距離の違いや空気圧の違いによる操縦安定性の違いについては、ほぼ全員の参加者が「違いを体感できた」と回答。体験者からは「雨の日は特に気を付ける必要性があると感じた」「溝の確認は怠らないようにしようと思った」「空気圧チェックをしっかりしようと思った」など、体感によって得られたさまざまな意見が聞かれ、安全啓発活動の実施の意義を確認した。

なお、今年度のタイヤ安全啓発活動は10月17、18日に行われた愛媛県今治市のイオンモール今治新都市で終了した。