2021年4月25日

住友理工
特設ページを開設

同社サイトに「CASE」

住友理工(清水和志社長)は4月1日、同社コーポレートサイトに「CASE」に関する特設ページ(https://www.sumitomoriko.co.jp/rd/strategy/)を開設した。「素材を描き、未来を創る。~Innoⅴation by Materials~」をテーマに、自動車(モビリティ)分野での新技術・新製品・新サービスにフォーカスして、同社グループの取り組みを紹介。同コンテンツを通じて、CASEに対する同社グループの取り組みの全体像を理解することができる。4月下旬に関連動画をアップし、5月上旬には英語ページも公開される予定。

気候変動問題が人類の差し迫った危機と全世界で広く認識されるようになった昨今、日本でも政府が昨年、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言した。住友理工グループが主な事業活動を展開する自動車業界においても、脱炭素型クルマ社会の実現を目指す動きが加速。Electric(電動化)にとどまらず、100年に一度の大変革「CASE(C=コネクテッド・つながる、A=オートノマス・自動運転、S=シェアード&サービシズ・シェアリング、E=エレクトリック・電動化)」の波が押し寄せており、同社グループでもCASE対応は喫緊の課題となっている。

こうした中、同社グループがCASEを大きなチャンスととらえ、協業先を模索しながら、さらなる事業拡大を図っていることを広く伝えるため、今回、同コンテンツを制作。モノづくりの〝川上〟である素材から、〝川下〟である最終製品まで手掛けるユニークな自動車向けシステムサプライヤーとして、特に強みである〝素材力〟を打ち出した構成となっている。

CASEを加速させる住友理工のテクノロジーとして、自動運転ではセンシング、電動化においては熱制御、シーリング、音・振動制御の4領域のテクノロジーに焦点が当てられている。自動車メーカーでの採用が決まった自動運転支援デバイス「ステアリングタッチセンサー」、極めて難しい材料の塗料化に成功した断熱材「ファインシュライト」などの新製品はもとより、主力の防振ゴムやホース、制遮音品といった既存の事業分野で注力する未来の製品群の紹介も行われている。

同社では「次世代のモビリティ、そして新しい世界を切り開く、住友理工グループの取り組みをこの機会にご覧下さい」とコメントしている。