2021年9月15日
十川ゴム
赤井大樹選手 東京パラリンピック陸上で5位入賞
赤井大樹選手 (写真提供 橿原市)
十川ゴム(十川利男社長)の奈良工場に勤務する赤井大樹さん(22)が、東京2020パラリンピック競技大会に陸上競技日本代表選手として出場し、5位入賞という栄冠を勝ち取った。出場競技は陸上男子1500㍍(T20)で、競技の決勝は9月3日、オリンピックスタジアムにおいてスタートの号砲が打ち鳴らされた。
小雨の降りしきる中、序盤で赤井選手は2位につけ、彼を応援する十川ゴムのスタッフや関係者らの心を熱狂で奮い立たせた。世界各国を代表するアスリートが力を競う国際舞台だけに、外国の強豪選手が徐々にペースを上げ始め、やがては上位に浮上、赤井選手もラストスパートをかけて上位陣に踏みとどまり、5位入賞を遂げた。タイムは3分58秒78で、3位でメダルを獲得したイタリア代表のヌディアガ・ディエン選手との差はわずか1秒54だった。
レース当日、十川社長をはじめ、関係者が奈良工場と大阪本社をオンラインで結び、それぞれの会場が一体となって大型スクリーンの赤井選手を応援。また、十川社長は興奮のあまり、席から立ち上がって応援し、レース後に「わが社の誇り。次のパリを目指して頑張ってほしい」と期待の言葉を述べた。