2021年9月25日

ブリヂストン
欧州でEV用充電ネットワーク拡充

EVBoxと締結
持続可能モビリティ社会へ

ブリヂストンの欧州グループ会社、ブリヂストン ヨーロッパ(以下、BSEMIA)は、電気自動車(EV)のための充電ソリューションのリーディングプロバイダーであるEVBoⅹグループおよびそのパートナーで、モビリティソリューションの技術サービスにおける欧州のリーディングカンパニーのTSGグループと長期パートナーシップを締結し、欧州において、ブリヂストングループの小売・ソリューション網を活用し、EV用充電ネットワークを拡充する。

EVBoⅹは2010年に設立され、欧州と北米を拠点として優れたEV用充電ソリューションを提供する、業界のリーディングカンパニー。今回のパートナーシップ締結によって、BSEMIAが保有する小売・ソリューションネットワーク拠点に今後5年間で約3500の充電スタンドが新たに設置される。EVユーザーの顧客はこれらのBSEMIAの充電スタンドと、EVBoⅹグループが提供する公共の13万カ所以上の充電スタンドに、共通の専用カードまたはモバイルアプリを介してスムーズにアクセスすることが可能となる。なお、BSEMIAの小売・ソリューションネットワーク拠点への充電スタンドの設置およびメンテナンスはEVBoⅹグループのパートナーであるTSG社が担う。

ブリヂストングループは、欧州でサステナビリティやモビリティの進化に対応するEV向けプレミアムタイヤやEVに特化したモビリティソリューションの開発・提供を推進している。今回のEVBoⅹグループとのパートナーシップ締結により、EV用充電ソリューションが小売・ソリューションネットワークに加わることで、EV向けのサービス、ソリューションを一層包括的に幅広く提供することが可能となる。

BSEMIAリテールオペレーション担当のクリストフ・デ・バロジャーバイス・プレジデントは「今回のEVBoⅹグループとの提携により、充電インフラの拡充に貢献し、EVドライバーや運送事業者が求める利便性や効率性を提供していく。EVBoⅹグループは10年の設立以来、EV用充電インフラ事業をリードしており、ブリヂストンにとって最適なパートナー」と述べ、EVBoⅹグループのブラム・ポースCCOは「今回の提携は、e―mobilityとともに進化・成長していく業界のリーダー同士の新しい長期的なパートナーシップの始まり」とコメントしている。

ブリヂストングループでは現在、中期事業計画(21―23)を実行しており、その中核としてバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーへの取り組みと、ビジネスモデルを連動させる「サステナビリティビジネス構想」の実現へ向け、アクションを加速させている。今回のEVBoⅹグループとの提携、EV用充電ネットワークの拡充はEVの普及に貢献し、カーボンニュートラル化を促進、サステナブルで安心・安全な移動を支えるものとしている。