2021年9月25日

横浜ゴム
低燃費と経済性に優れたスタンダードタイヤ

幅広い車種に向けてサイズ充実

横浜ゴム(山石昌孝社長)は、低燃費と経済性に優れたスタンダードタイヤ「BluEarth―Es ES32(ブルーアース・イーエス・イーエスサンニー)」を10月1日から順次発売する。発売サイズは、245/40R19  94W~135/80R12  68Sの全92サイズで、軽自動車からセダン、ミニバンまで幅広い車種に対応する豊富なサイズをラインアップする。価格はオープン価格。

ブルーアースEs ES32は、従来品「ECOS ES31」の後継モデルとして8年ぶりに発売するYOKOHAMAスタンダードタイヤの新商品で、従来品で定評のあった基本性能はそのままに、優れた低燃費性能やウエット性能を高いレベルで引き出した。偏摩耗を抑制し優れたタイヤ寿命を実現。国内タイヤラベリング制度では全92サイズで転がり抵抗性能〝A〟、ウェットグリップ性能〝c〟以上を獲得し、一部サイズでは転がり抵抗性能〝AA〟、多くのサイズでウェットグリップ性能〝b〟を獲得している。

トレッドパターンは〝ライトニンググルーブ〟や〝5ピッチトレッドパターン〟などを採用したことで、優れたウエット性能や耐偏摩耗性能を発揮。見た目にもこだわりを持たせ、力強さと美しさを併せ持つデザインを実現している。コンパウンドには〝ナノブレンドゴム〟を採用。高い配合技術によって各化合物の化学反応をナノレベルで制御。低燃費性能、耐摩耗性能に貢献する複数のポリマーがブレンドされており、シリカの均一な配合によって低燃費性能とウエット性能向上を両立させた。最適化した接地形状もウエット性能、耐偏摩耗性能に寄与している。

新しいトレッドパターンでは、〝エクストラパワフルプロファイル〟によって剛性を高め、ブロックを倒れにくくすることで偏摩耗を抑制。〝マルチプルパワフルショルダー〟では、刻まれた深いラグ溝とサイプの組み合わせが操縦安定性、排水性、偏摩耗抑制に効果を発揮する。ライトニンググルーブは、ブロック剛性を維持しながら、縦エッジ量を増大、排水性にも寄与し、ウエットグリップ性能を強化する。幅の広い主溝〝ワイドストレートグルーブ〟が優れた排水性を発揮、ウエット路面での操縦安定性を確保するとともに、耐ハイドロプレーニング性能も向上。Sピッチがパターンノイズを抑え、偏摩耗を抑制する。

主溝とショルダー溝のバランスを取り、接地形状を最適化することによって、優れた耐偏摩耗性とウエットグリップ力を発揮、センター部の接地長を長くすることで直進安定性を確保した。