デサントジャパン
奥州市と包括連携協定締結
資源を有効活用した協働活動推進
デサントジャパン(小川典利大社長)は岩手県奥州市と、それぞれの資源を有効に活用した協働による活動を推進し、地方創生を実現することを目的とした「地方創生の推進に関する包括連携協定」を締結。10月1日に、デサントジャパンの小川社長と小沢昌記奥州市長出席の下、奥州市役所において締結式を開催し、そのもようはオンラインでも配信された。
奥州市は少子高齢化の進行による人口減少を改善し、魅力ある街づくりによって地方創生を実践し、人口減少の抑制や生産年齢人口の定着を目指している。一方、デサントジャパンは企業理念である〝すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを〟を体現する取り組みで、同市の目指すべき街づくりに貢献したい、市民、地域の企業により一層ブランドを認知してもらい、快適なスポーツウエアを着用してもらいたいとの思いがあり、今回同市の地方創生を実現するため、協定の締結に至った。
奥州市は名産品の南部鉄器に代表されるモノづくりの街であり、同社は同市に所在する自社工場の水沢工場で「デサント」ブランドを代表する「水沢ダウン」を生産することでその一端を担うとともに、地域の雇用創出にも貢献している。また、同市は世界を代表する野球選手である大谷翔平選手を生んだ土地でもあり、大谷選手は同社のデサントブランドのアドバイザーであるというつながりもある。
同社は水沢ダウンのマーケティング活動を通じて〝モノづくりの街、奥州市〟を日本だけでなく韓国・中国・欧米にもPRを行っているほか、水沢ダウンは、同市のふるさと納税の返礼品としても採用されており、例年好評を博している。
今回の協定に基づき同市のブランディングの一環として、市役所の職員が着用する大谷選手をイメージしたオリジナル二刀流ロゴ入りのポロシャツの企画提案、同コレクション商品の販売、同市が推進しているカヌー競技事業への協力、子どもたちの教育機会として水沢工場への見学会の実施や市民へのスポーツ活動の機会提供なども実施・検討していく考え。
同社では同市の地方創生の推進や魅力発信に協力するだけでなく、より多くの市民に同社ならびに同社が展開するブランドを知ってもらうとともに、同社の商品を着用してもらうことによって、同市とともに消費者ニーズにこたえるモノづくりを実践していく。