2022年1月15日

住友ゴム工業
SPスポーツマックス060+

プレミアムカーの性能を最大限に

住友ゴム工業(山本悟社長)は、ハイパワーかつハイトルクなプレミアムカーの性能を最大限に引き出すために、高速安定性能・コーナリング性能・ウエット性能を向上させたフラッグシップタイヤDUNLOP(ダンロップ)「SP SPORT MAXX 060+(エスピースポーツマックス・ゼロロクゼロ・プラス)」を3月1日から順次発売する。全58サイズという幅広いラインアップで、日本をはじめ、中近東・中南米・アジアなどグローバルで展開する。

SPスポーツマックス060+は、新材料〝サステナブルシリカ分散剤〟と、剛性分布を最適化した新開発の非対称パターンを採用、従来品「SPスポーツマックス050+」から大幅に耐摩耗性能を向上させるとともに、フラッグシップタイヤとして、高速安定性能・コーナリング性能・ウエット性能を高次元で両立させた。天然由来のサステナブルシリカ分散剤を使用することで、環境負荷低減にも貢献する。天然由来の新材料であるサステナブルシリカ分散剤は、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(本社・東京都墨田区、吉武治社長)が「SPスポーツマックス」向けに開発したシリカ分散材で、疎水性のゴムと親水性のシリカの両方になじむ性質を持つことから、ゴムとシリカのつながりが強固になり、シリカ同士の密集を防ぐ。これにより、ウエット性能に寄与するシリカの配合量の増量が可能になり、優れたウエット性能と耐摩耗性能を実現する。

パターンを刷新し、プレミアムカーに求められる高速安定性とコーナリング性能を実現する目的から、パターン剛性を最適化した新開発の非対称パターンを採用。路面と接する面積を従来品であるSPスポーツマックス050+との比較で14%広く設計し、防弾チョッキにも使われるアラミドをより合わせた高剛性バンドによってトレッド面の剛性を向上させたことで、安定した走りを実現する。アウト側のブロックの剛性を強化することにより、コーナリング時もしっかりとグリップ力を発揮。同時に、高いランド比を維持しながら、同社の一般品よりも広い溝幅を確保し、効果的な主溝配置とラウンドな接地形状によって水の流れを最適化することでウエット性能も高めている。

サイドウォールのブランドロゴと商品名に独自の黒色デザイン技術“Nano Black(ナノブラック)”を採用、プレミアムカーの上質さにフィットする高級感と存在感を創出する。ナノブラック技術は、新開発の繊細な凹凸形状を採り入れることによって、光の反射を抑え、従来よりも高い黒色の再現を可能にする。これにより、どの角度から見てもロゴなどの黒さが際立ち、くっきり見えるように工夫されている。

発売サイズは16㌅の205/55R16 94W XL~21㌅の295/35R21 107Y XLで、価格はオープン価格。