2022年2月5日

バルカー
「NF2022」大幅見直し

創業100周年に向け企業価値向上

バルカー(本坊吉博社長COO)は2021年3月期を開始期とし、23年3月期を終了期とする3か年中期経営計画「New Frontier 2022」(以下、NF2022)を大幅に見直すことを発表した。

同社は、NF2022の下において戦略製品の拡大と構造改革の実行を柱とする事業の強化および働き方改革への対応など基盤の整備に向けた種々の戦略を推進してきた。その結果、2年目となる22年3月期における連結営業利益はNF2022の経営目標として設定した値を上回る見込みとなっている。

一方、新型コロナウイルス感染症の拡大とそれに伴う社会の変化は、NF2022策定時に想定していた規模と速度を上回り、同社においてもこれらに対応するためDX(デジタル・トランスフォーメーション)の加速を盛り込んだ新たな企業および事業改革の必要性が高まる状況となった。

同社はこの状況認識の下、創業100周年に向けて持続的な企業価値の向上を実現するため、中期経営計画を大幅に見直すこととした。

具体的には▽NF2022の終了期を1年切り上げた22年3月期とする▽23年3月期を開始期とし、24年3月期を終了期とする経営計画を新たに策定、推進する▽新経営計画は、創業100周年となる27年3月期に向けてのマイルストーンを設定するものとすることとした。

新たな経営計画においては、創業100周年となる27年3月期における理想のバルカー像の具現化に向けて、NF2022で成果を残した戦略をより深化させるとともに、DXを軸とするCX(コーポレート・トランスフォーメーション=企業改革)と事業改革を強力に推し進める。

なお、新たな経営計画は現在策定中で、詳細は今年5月に公表される予定。