アシックス
都市型低酸素環境下トレーディング施設
関西初出店 大阪・吹田に
アシックス(廣田康人社長)は、大阪府吹田市に関西初出店となる都市型低酸素環境下トレーニング施設「ASICS Sports Complex OSAKA SUITA(アシックススポーツコンプレックス大阪吹田)」をオープンさせる。運営会社はアシックス・スポーツコンプレックス(松田卓巳社長)で、4月27日から内覧・体験会を実施し、5月2日にグランドオープンする。総面積は約450平方㍍(約135坪)で、地上4階建ての商業施設・オアシスタウン吹田SST(サスティナブル・スマートタウン)の2階に入居する。
同社では2019年11月に、世界最大級の都市型低酸素環境下トレーニング施設「ASICS Sports Complex TOKYO BAY(アシックススポーツコンプレックス東京ベイ)」を東京・豊洲に開業、健康意識の高い一般の人々をはじめ、日本を代表する多くのトップアスリートなどが利用している。同社ではこれまでアシックススポーツ工学研究所を中心に、提携大学や各研究機関と低酸素トレーニングに関する数多くの研究を実施。その中で、以前はトップアスリートやランナーのためのものというイメージが強かった低酸素トレーニングが、生活習慣病の改善や体脂肪量の減少、さらに血流が増え、肌印象がよくなる効果が見込まれることが判明。低酸素トレーニングにより、血糖調節の改善に関する有益な効果が研究機関から示され、睡眠の質向上効果、ファストウオーキング(速歩)での高い脂肪燃料効果も確認できるなど、医療や健康の分野での低酸素トレーニングに対する期待が高まってきている。
アシックススポーツコンプレックス大阪吹田には、通常酸素濃度と低酸素環境に設定できる2つのトレーニングルームを開設。通常酸素濃度のトレーニングルームは、主に筋力トレーニングに対応できる各種マシンを設置している。低酸素環境に設定可能なトレーニングルームは、曜日や時間によって標高2000~3000㍍相当の酸素濃度に設定する予定で、カーディオトレーニングに対応できる各種マシン、ストレッチやトレーニング(サーキット、アジリティ、ファンクショナルトレーニングなど)が行うことができる人工芝エリアを設置している。
低酸素トレーニングに関して得たこれまでの知見を基に、利用者の低酸素環境下における身体の反応などを測定し、独自の低酸素適性チェックに従ったトレーニングメニューを提供、適切で効果的な低酸素トレーニングをサポートする。ファストウオーキングや眠りのためのエクササイズ「B!sleep(ビースリープ)」の提供など、参加者のニーズに合わせ、酸素濃度を調整したイベントやプログラムなども展開していく。
同施設は会員制で、入会希望者には体験会に参加した上での入会を推奨。現在公式ウェブサイト上で体験会への参加申し込みを受け付けている。体験料は3300円。利用料金は入会金が2万2000円で、利用は予約制で1回2時間制、月額は会員区分によって異なる。会員区分は、営業時間内の好きな時間に利用できるフルタイム、朝限定で利用できるモーニング、昼~夕方の時間帯で主にスタジオプログラムに参加したい人向けのデイを設定。月額費はフルタイムで1万9800円。詳細は決定次第、公式ウェブサイトで公表される。
【アシックススポーツコンプレックス大阪吹田の概要】
▽所在地=大阪府吹田市岸部中5―1―1 オアシスタウン吹田SST2階
▽電話=03・5547・4558(当面の問い合わせはアシックススポーツコンプレックス東京ベイで対応)
▽営業時間=平日午前7時~午後9時30分(最終入館は午後8時)、土日祝午前7時~午後6時(最終入館は午後4時)
▽定休日=月曜日・年末年始