2022年6月5日

〈総会〉建築ガスケット工業会
新会長に二瓶氏選出

堀田前会長は副会長に就任

建築ガスケット工業会は5月20日、東京都台東区の東京都立産業貿易センター台東館において「令和4年度通常総会」を開催。総会には会員11社20名が出席し、「令和3年度事業報告」「令和3年度決算報告」「令和3年度監査報告」「令和4年度事業計画案」「令和4年度予算案」などの議案が審議され、いずれも意義なく承認された。また、今回は役員の改選期にあたるため、新たな会長に二瓶修和氏(富双ゴム工業社長)を選出。2期4年を務めた堀田秀敏前会長(ホッティーポリマー社長)は副会長に就任し、引き続き同会の運営に尽力する。

総会終了後には懇親会を開催。冒頭、就任のあいさつに立った二瓶新会長は「昨年度を振り返るとコロナ禍だけではなく、国内外の社会情勢の急激な変化によってゴム業界にとっても大きなインパクトがあった。これまで経験したことがないような原材料の高騰やモノ不足などに会員の皆様におかれても苦労されたことと思う。こういった課題は今年度も収束のめどがたっていないことから、当会としては情報の提供に努めながら引き続き会員の役に立つ事業を実施して参りたい。また技術委員会もさまざまな研究活動を行っており、われわれは製品を通して日本の建築業界に貢献していきたい」と、今後の方向性と決意を述べた。

その後、乾杯のあいさつを行った米屋慎一副会長は「会員の需要先であるアルミサッシメーカーをはじめ住宅関連のお客様もアルミの高騰とウッドショックにさらされており、今年度の住宅着工件数にも大きな影響を及ぼすと危ぐしている。先行き不透明な状況ではあるものの、皆様としっかりタッグを組んで元気を出して前進していきたい」と述べ、同副会長の力強い発声で懇談に入った。

中締めを行った堀田副会長は「業界を取り巻く環境は非常に厳しいが、会員各社が必ず逆風を乗り切って、さらに事業を発展させていくことを信じている」と今後の展望に期待を寄せ、三本で締めた。

令和4年度の新役員体制は次の通り(敬称略)。
▽会長=二瓶修和(富双ゴム工業)
▽副会長=堀田秀敏(ホッティーポリマー)、米屋慎一(北星ゴム工業)
▽理事=右川誠治(右川ゴム製造所)、松田直弥(三ツ星)、山下俊一(タケチ)、熊谷直城(イワキ化成)
▽監事=小川祐一(ホクシヨー)、松下幸一(昭和アルファックス)
▽業務委員長=小川祐一(ホクシヨー)
▽業務副委員長=右川誠治(右川ゴム製造所)
▽技術委員長=大塚徹(タケチ)
▽技術副委員長=大橋賢司(三ツ星)
▽技術幹事=棚原守(イワキ化成)、松永正美(北星ゴム工業)、青木一夫(ホッティーポリマー)
▽顧問=磯部孝行(武蔵野大学)、寺内伸(元鹿島建設)
▽事務局長=後藤隆司