2022年6月5日

〈総会〉東部ゴム商組
工夫重ねて行事開催

組合員が魅力感じる組合に

東部工業用ゴム製品卸商業組合(塩谷信雄理事長)は5月23日、東京都千代田区の帝国ホテルで「第44回通常総会」を開催した。

冒頭、開会のあいさつに立った塩谷理事長は「組合行事を通して情報交換の場を提供していくことが組合の大きな使命だと考えている。この一年間は、それぞれの行事において工夫をしながら、開催可能なやり方で運営を進めてきた。昨年7月には、一昨年は延期を余儀なくされた商品展示会を開催。組合伝統の野球大会も感染拡大の防止に注意を払いながら、無事に行うことができた。また理事会や各部会については昨春ウェブ会議の機器を組合事務所に導入、それらを活用して対面とウェブの〝ハイブリッド〟形式で実施したほか、参加者が大人数に及ぶ場合には大きな会議室を借りるなど、行事を休まずに開催をしている。本年度は、これまでできなかった7月の勉強会や秋の見学会の計画を進めている。ほかにも東部ゴム商組共済会主催のビジネスマナー研修も初めての試みとしてウェブで開催しており、今秋には寄席の鑑賞会も開催にこぎつけたい。今後も組合員に魅力を感じて頂ける行事と各社の発展に寄与できる取り組みを検討して実施していく」と、今後の組合事業の方向性を示した。

引き続き、司会を務めた西山正晃常任理事から出席状況の報告があり、組合員189名のうち委任状を合わせて163名が出席。定足数を満たしていることで総会が有効に成立している旨が説明された後、新發田和敏常任理事が議長に就任して議案審議へと入った。今総会においては、「第1号議案 令和3年度決算関係書類承認の件」「第2号議案 令和4年度における事業計画、収支予算ならびに経費の賦課金額および徴収方法決定の件」「第3号議案 令和4年度における借入金残高の最高限度決定の件(原案=本年度は借入れは行わない)」「第4号議案 役員報酬の件」について審議。各議題とも前田淳副理事長、黒川和彦副理事長をはじめ担当常任理事や監事からの報告後に新發田議長が全会に諮ったところ、いずれの議案についても満場一致で可決承認された。

また、すべての議案審議の終了後に塩谷理事長から組合体制変更についての報告があり、総会前に開かれた常任理事会において、神田支部と港支部を10月1日付けで合併、「神田・港支部」として推進していくことが決議されたほか、長年にわたって組合事務を支えてきた田中康子前事務局長に代わって新たに古賀章予さんが事務局長に就任したことも紹介された。田中前事務局長は5月末をもって退任し、今後は古賀事務局長をはじめ3名体制で組合事務職を担っていく。

総会終了後は懇親会も開催。山上茂久相談役理事は乾杯のあいさつの中で「この一年間さまざまな工夫を凝らしながら新しいやり方で組合活動に取り組むのは現執行部は本当に大変だったと思う。これからも対面による行事も取り入れながら、以前のように活発な運営ができるようになることを願っている」と、今後の展望に期待し、同相談役理事の乾杯の発声で懇談に入った。