2022年6月25日

ニッタ
奈良工場第8工場棟建設

「Namd」事業化へ向け

ニッタ(石切山靖順社長)は、同社奈良工場に建設する第8工場棟の起工式を6月14日に挙行した。

当日は石切山社長をはじめとする同社関係者および設計、施工関係者を含む26人が出席し、郡山八幡神社宮司による神事が執り行われ、建設工事の無事と安全を祈願した。

2023年3月末に竣工予定の第8工場棟は、同社独自開発のCNT炭素繊維複合化技術である「Namd(エヌアムド)」の事業化に向けた製造用新工場として建設される。Namd事業は、同社の中長期経営計画「SHIFT2030」で掲げている〝新事業の探索〟において、今後拡大が期待される事業の一つとしており、これまでスポーツ・レジャー分野で今までにないCNTの優れた性能を具現化できるとして高い評価を得てきた。

今後、自社生産能力の増強によって顧客のニーズにタイムリーにこたえるべく、事業化の加速を図る。

なお、第8工場棟は断熱性の高い資材と省電力の設備を優先的に導入し、環境負荷低減に努めた工場とする計画。構造は鉄骨造地上1階建てで、建築面積は約1040・30平方㍍、稼働開始は23年6月の予定。総工費は6億5000万円。