2022年6月25日

アシックス
アシックス・プレイシュア設立

ランナー向け保険の開発、提供

アシックス(廣田康人社長)は、ランナー向け保険の開発、提供など主に保険代理店業務を行う100%子会社の「アシックス・プレイシュア株式会社」(以下、アシックス・プレイシュア)を設立した。

本事業はアシックスジャパン(小林淳二社長)が実施した、社内公募による「新規ビジネス提案制度」の第1回最優秀賞の具現化として、新たにスタートするもの。新会社ではアシックスが培ってきた知見を取り入れながら、ランナーの実情に見合った保険の開発、提供に努めていく。

またアシックスでは、中期経営計画2023の戦略目標である〝デジタルを軸にした経営の転換〟の下、デジタルサービスと連携した「ランニングエコシステム」の構築を進めており、心身ともにより充実したランニングが体験できるようランニングエコシステムに保険を加えることにより、さらなる価値向上を目指す。ランニングエコシステムは商品購入、日々のトレーニング、大会登録、大会後のリカバリーなど、ランナーの行動に即して適切なタイミングで必要なサービスや商品の紹介を行うもので、ランニングを通して心も身体も満たされる体験を生涯にわたり提供することを目指している。

販売される保険の対象、種類は次の通り。

①イベント主催者向けB2B保険「サステナブルRUNパック」=ランナーやスタッフなどのイベント参加者に生じた転倒や接触によるけが、熱中症などを補償。また参加者一人ひとりがCO2など温室効果ガス排出削減に寄与できるよう、国が認証する「Jクレジット制度」を活用し、主催者とランナーが一体となって環境保全に取り組める仕組み。引受保険会社は東京海上日動火災保険②OneASICS(ワンアシックス)会員向けB2C保険「デイリーランナー保険」「イベントランナー保険」=日常的にランニングを行う人へのデイリーランナー保険(年間補償)とマラソン大会やバーチャルレースにも対応したイベントランナー保険(1カ月補償)の提供を、アシックス・プレイシュアのウェブサイトで販売。保険料の支払いには、無料で加入できるワンアシックス会員に発行される「OneASICSポイント」の利用が可能で、従来の商品購入や特典サービスに使用する以外のメリット拡充にもつなげている。引受保険会社は楽天損害保険。

また、デイリーランナー保険では来年6月(販売開始から1年間)までに普通自動車での地球一周に相当するCO2排出量の削減を目指す「グリーンランナープロジェクト」(加入者ごとのカーボンオフセット費はアシックス・プレイシュアが負担)を立ち上げ、加入者には環境配慮型ランナーとして「GREEN RUNNER(グリーンランナー)」の称号が授与される。

今後はランニングに限らず、さまざまなスポーツ競技者や主催者、コーチなどに向けた保険の開発も検討し、スポーツを〝する・みる・ささえる〟の循環を保険事業で支え、スポーツ人口の増加、健康社会の実現をリードすることを目指していく。

【アシックス・プレイシュア概要】
▽所在地 = 東京都江東区新砂3―1―18
▽設立日 = 2021年11月9日
▽資本金 = 1000万円
▽代表取締役 = 林晃司氏
▽業務内容 = 保険代理店事業、サステナビリティ支援事業
▽ウェブサイト = https://playsure.asics.com/