TOYO TIRE
タイヤ安全啓発活動
ドライブシミュレーターが活躍
TOYO TIRE(清水隆史社長)は、タイヤの空気圧管理など、自動車に装着したタイヤの適正な使用に向け、一般の人々に対して関心を促す目的から、ドライブシミュレーターを活用した「タイヤ安全啓発活動」を6月18日より全国各地のイオンモールで実施しているが、7月2、3日の両日においては、東京都武蔵村山市のイオンモールむさし村山において行った。2日間の期間中、約200人がイベント会場を訪れ、ドライブシミュレーターによる疑似走行を体験、タイヤの適正使用に対する重要性の再認識を促すきっかけづくりの役割を果たした。
ドライブシミュレーターでは実車に近いハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルの操作に連動して、運転席から見える景色や走行音、揺れを再現。タイヤが摩耗している場合の雨天時のコーナリング、タイヤの溝が適正に残っている場合と摩耗時との制動距離の違い、走行中のタイヤのバーストなどを体感することができる。この制動機能を活用し、疑似ドライブを体験することによって、適切な状態でタイヤを使用することの大切さ、日常におけるタイヤ点検の重要性への理解が深められる。
体験概要の項目として雨天時における新品と摩耗タイヤとの制動距離の比較、空気圧の違いによる操縦安定性の比較、ハイドロプレーニング現象、雨天時における新品と摩耗タイヤとのコーナリング性能の比較およびタイヤバーストの4つのステージを設定して体験。一つ目のステージでは、タイヤの溝の深さの違いによって雨天時の路面では制動距離に差ができる状況、二ステージ目では、空気圧の違いによって操縦安定性が低下する実態を体感によって学んだ。三つ目のステージで、摩耗タイヤによって雨天時の高速走行時で引き起こされるハイドロプレーニング現象の危険性、四つ目のステージにおいては、雨天時の新品・摩耗タイヤの溝の深さの違いによるコーナリング性能の違いに加え、摩耗タイヤ使用によるタイヤバーストを体感することで、摩耗タイヤにおける危険性の理解を促した。
ドライブシミュレーターの体験後に、同社が参加者に行ったアンケート結果によると「タイヤの安全に対する意識が高まった」という回答が全体の98%から得られており、イベントによる効果の高さが示された。さらには「溝や空気圧などを今後もっと確認しようと思った」「タイヤメンテナンスの大切さを再確認した」「タイヤは安全にかかわるので、日常点検で細かく確認していく」「日常の運転で経験できないシチュエーションのため、貴重な経験となった」といったコメントが寄せられ、タイヤの適正使用に対する重要性への理解が深まった状況も明らかになった。
同社ではドライバーに日常のタイヤ点検の重要性を伝える目的から、ドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動を2019年から行っている。独自にソフト開発したドライブシミュレーターにより、摩耗したタイヤや空気圧不足のタイヤでの走行など、ふだんは想定していないシチュエーションを疑似体験できることで、日ごろからタイヤの適正な取り扱いに関心が持たれるよう啓発を行っている。
今後の活動スケジュールとしては、9月3、4日にイオンモールりんくう泉南(大阪府泉南市)、9月17、18日にイオンモール東員(三重県員弁郡東員町)、10月1、2日にイオンモール木曽川(愛知県一宮市)、10月15、16日にイオンモール羽生(埼玉県羽生市)で実施される。