2022年8月25日

アシックス
アールビーズ買収

ランニングエコシステムを強化

アシックス(廣田康人社長)グループは、日本テレビホールディングス(本社・東京都港区、杉山美邦会長、以下、日本テレビHD)と共同で、スポーツメディア事業、スポーツイベントの企画・運営事業などを手掛けるアールビーズ(本社・東京都渋谷区、橋本治朗社長)を8月31日付けで買収することを発表した。これによりアシックスがアールビーズの株式の65%を取得し、同社をグループ会社化するとともに、日本テレビHDが35%を取得する。

アシックスグループは「中期経営計画2023」における重点戦略の一つとして〝ランニングでNo.1〟を掲げ、①マーケットシェアの拡大②マラソンにおけるプレゼンスの向上③ECシフトによる収益性向上④データを活用したランニングエコシステムの構築を通じて、すべてのランナーに対してパーソナライズされた最高のランニング体験を提供することを企図している。

アールビーズは、登録者数350万人超を誇る日本最大級のランナーのためのポータルサイト「RUNNET」を運営。競技計測の分野でもトップクラスの企業で、国内ランニングイベントの運営受託および企画開発で圧倒的地位を築いている(国内大会エントリーシェア65%、1万人以上参加大会シェア95%、参加者ベースシェア80%)。このほかにも国内唯一の大会エントリー連動型トレーニングアプリ「TATTA」など、スポーツ愛好家が利用する各種アプリの開発や、全国の地方自治体との強い関係性を生かしたランニングおよびウオーキングイベントの企画・運営等を通じて、国内のランナー人口の増加とランニング文化の発展に貢献してきた。

今回の買収は、ランナーとの接点拡大およびランニングエコシステムのさらなる強化に資するもの。具体的には、アシックスのメンバーシッププログラム「OneASICS」会員やランニングトラッキングアプリ「Runkeeper」ユーザーに対して、アールビーズが手掛けるランニングイベントへの参加を促す一方で、RUNNET会員にはアシックスの製品およびサービスを利用してもらうなど、相互送客によってより多くのランナーに対してシームレスにサービスを提供し、より良いランニング体験を届けることを企図。加えてアールビーズが持つランナーとの接点を活用し、アシックスグループの商品開発や販売促進活動、ブランディング活動の強化を図るほか、ウオーキング分野でも大きなムーブメントを創出することを目指す。

また、日本テレビHDをメディアパートナーとして迎えることで、同社の積極的な発信活動を通じたアールビーズの企業価値向上を企図している。日本テレビHDとは、同社が運営するフィットネスクラブ「ティップネス」や、アスリートによるコーチ事業「ドリームコーチング」とアシックスグループとの直接的連携も視野に、アシックスグループが推進するランニングエコシステム全体での連携を図っていく。
 日本テレビHDをパートナーとしてアールビーズをアシックスグループに迎えることは、国内ランニング人口の拡大や最高のランニング体験の提供に大きく寄与するものであり、アシックスグループの企業価値向上に資するとの判断から、アールビーズをグループ会社化することとした。

アールビーズの主な概要は次の通り。
▽所在地=東京都渋谷区神宮前2―4―12 DT外苑
▽事業内容=スポーツメディア事業(出版・IT)、スポーツイベントの企画・運営、ITサービス開発、スポーツタウン事業、スポーツ振興に関する支援・社会貢献事業
▽資本金=1億円
▽設立年月日=1975年12月20日
▽大株主および持株比率=橋本治朗氏46%、橋本由紀子氏41%、一般財団法人アールビーズスポーツ財団3%、ランナーズ10%