2022年11月25日

バンドー化学
「ウィルティアシート」

テスト販売を開始

バンドー化学(植野富夫社長)は、同社独自のはっ水技術を活用したコンクリート型枠用撥水・透水シート「ウィルティアシート(写真)」の開発を完了し、11月からテスト販売を開始した。ウィルティアシートの「ウィルティア」は同社が独自開発したはっ水技術を活用した製品の商標。

国内の土木業界は、慢性的な人材不足や高齢化といった課題を抱えており、施工品質の維持・向上、環境配慮とともに、施工作業のなお一層の効率化へのニーズが上昇。今回の新製品をコンクリート型枠工事で用いることによって、コンクリート打設時に発生する表面気泡の抑制による品質向上、繰り返し使用できることによる省資源化、さらには微粘着加工による施工性向上といった効果が期待できる。

ウィルティアシートは同社独自開発のはっ水コートと透水層を複合化した独自構造によって、優れた気泡抑制効果を発揮。コンクリート打設後に発生しやすい表面気泡を抑制する。これによりち密性が増し、コンクリート表面の耐久性の向上につながる。施工時の汚れがつきにくいことから、繰り返し使用できる高い耐久性を保有。繰り返し使用しても高い表面気泡抑制効果を維持することで省資源化につながる。微粘着加工を施していることから、コンクリート型枠への貼り付け作業が容易になり、施工時の作業工数が低減される。