2022年12月25日

ブリヂストン
グループ最大規模の太陽光発電パネル設置

CN化に向けた戦略投資を実行

ブリヂストン(石橋秀一Global CEO)のタイ子会社、Thai Bridgestone(中馬圭司マネージングダイレクター、以下、TBSC)は、タイ・サラブリ県に開設しているノンケー工場の屋上部分にブリヂストングループでグローバル最大規模の太陽光発電パネルを設置した。

総発電能力は9・95㍋㍗ピークで、同工場のタイヤ生産に電力を供給する。今回の太陽光発電パネルの設置により、今後15年間で9万7500㌧のCO2排出量削減が見込まれており、ブリヂストングループの環境中長期目標である〝2030年にCO2排出量50%削減〟〝2050年カーボンニュートラル化の実現〟へと大きく前進する。

ブリヂストンでは、今回の太陽光発電パネル導入を祝い、今月16日にタイにおいて式典を実施。日本からはブリヂストンの東正浩Joint Global COOも参加し、プロジェクトの成功を祝った。

今回のプロジェクトに関して、Bridgestone China and Asia Pacificの志田義一CEOは「ブリヂストンは〝最高の品質で社会に貢献〟を不変の使命として、サステナビリティを経営の中核に据え、社会価値・顧客価値を両立し、創出することに挑戦している。グローバルで環境問題に正面から向き合い、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現に貢献する事業活動を拡大することによって、環境中期目標で定めた2030年に排出するCO2総量の50%削減の達成、ブリヂストングループが排出するCO2排出量の5倍以上のCO2削減に商品・サービスのライフサイクル、バリューチェーン全体において貢献することを目指していく」と、意義の高さについて述べている。

また、TBSCの中馬マネージングダイレクターは「TBSCでは、ブリヂストンが環境課題に対する責任を果たし、われわれが事業を行うタイ社会において、カーボンニュートラル化や持続可能な社会の実現への貢献を加速していくために、生産工程で再生可能エネルギーを導入するというプロジェクトを重点的に進めている。TBSCは今回、Impact Solar Group(Thailand)と協力して大規模発電能力を持つ太陽光発電パネルをノンケー工場に設置した。これはブリヂストングループとして最大の発電能力を誇るもので、TBSCにとっての重要なマイルストンであるとともに、タイの工場が当社グループにおいてプレミアム商品を創る重要なグローバル生産拠点であることを示している。この重要なプロジェクトは、タイのチームメイトの勤勉で多大な努力により実現することができた。これからも、共創活動を推進することで、サステナビリティを中核とした社会価値と顧客価値を提供し続けていく」と意欲のほどを述べている。

【ノンケー工場の概要】
▽稼働開始年=95年
▽敷地面積=66万㎡(22年11月時点)
▽生産品目=乗用車用および小型トラック用ラジアルタイヤ