2023年1月30日

横浜ゴム
初展開のカテゴリー

キャンピングカー用タイヤ

横浜ゴムは、高荷重に対応し、高い耐久性と操縦安定性を両立した同社初のキャンピングカー専用タイヤ「BluEarth―Camper(ブルーアース・キャンパー)」を3月に日本国内で発売する。発売に先駆け、1月13日から千葉県千葉市の幕張メッセで開催された「TOKYO AUTO SALON2023」で初披露された。

近年、日本におけるキャンピングカーの市場規模が拡大しており、それに伴うキャンピングカー向けタイヤへの需要も年々上昇。キャンピングカーは高荷重、高重心の車両特性による運転時のふらつきなどが発生しやすく、それに対応するタイヤ商品がキャンピングカーユーザーより求められていた。

ブルーアース・キャンパーは、その要望にこたえる目的において、キャンピングカー専用タイヤとして開発、高い耐久性と操縦安定性を両立している。雨の日の運転にも配慮し、優れたウェット性能も実現している。構造には専用設計を採用。タイヤのトレッド部全体にベルトカバーを配置したフルカバー構造を採用することで、ベルト部の耐久性を向上させた。ビードフィラーには低発熱の2種類のコンパウンドを採用し、負荷時のビード回りの発熱を低減することにより高荷重への耐久性を向上させている。トレッドパターンには実績を備えた雨に強いバン・小型トラック用タイヤ「BluEarth―Van RY55(ブルーアース・バン・アールワイ・ゴーゴー)」の技術・デザインを採用。高硬度のキャップコンパウンドを組み合わせることで、運転時のふらつきの抑制と優れた操縦安定性を実現している。タイヤサイドにはキャンピングカーにふさわしく雄大な山岳をモチーフにしたデザインを施し、キャンプやアウトドアをイメージさせる外観に仕上げられている。

発売サイズは、キャンピングカー向けタイヤの専用規格であるCP規格に適合した215/70R15CP 109/107R(CP規格適合サイズとして、後輪・単輪での使用時、空気圧表示より75㌔Pa=0・75㌔㌘f/平方㌢㍍高めることが推奨されている)のほか、175/75R15  103/101N、185/75R15  106/104N、195/80R15  107/105N、145/80R12  86/84Nの5サイズで、価格はオープン価格。CP規格は、欧州タイヤおよびリム技術機構が定めるタイヤ規格で、LT/C規格より空気圧を高く設定することで、キャンピングカーに求められる高負荷域での常用を可能としている。

同社では、キャンピングカーに装着可能なタイヤとして発売するブルーアース・キャンパーのほか、ブルーアース・バンRY55、バン用ドレスアップタイヤ「PARADA PA03(パラダ・ピーエーゼロサン)」、バン・小型トラック用スタッドレスタイヤ「iceGUARD iG91(アイスガード・アイジーキュウイチ)」を販売、さまざまな車両や用途に合わせたラインアップを展開している。