2023年6月20日

加藤産商
株式合算84%取得

合成樹脂コンパウンド会社

加藤産商(加藤進一社長)は、インドに本社を置くINDO―JAPAN POLYMERS(P.K.Pandy代表取締役)との第三者割当増資契約を5月22日に締結し、同社の株式を53%取得することとなった。これにより、既に株式を取得している加藤事務所(本社・東京都中央区、加藤進一社長)と合算で84%の株式を取得したこととなる。今後は加藤産商より人材を派遣し、品質管理レベルを向上させ、日系ユーザー向けの営業を強化していく。

加藤産商はこれまで化学工業薬品商社として、ゴムコンパウンド会社(埼光ゴム)、硫黄製造会社(鶴見化学工業)をグループに置き、シナジー効果を発揮してきた。今回新たにカラーマスターバッチ、薬品マスターバッチのコンパウンドに強みがあり、価格競争力のある合成樹脂コンパウンド会社を子会社化することで、一層のグループ力強化を図ることができると考えている。

インド市場は今後合成樹脂をはじめ、化学工業分野においてマーケットがますます拡大していくことが見込まれており、加藤産商としては、今回の出資がインドへの本格進出の第一歩となる。日本・アジア各拠点の販売ネットワークを通じて、インドマーケットでの合成樹脂分野、ゴム工業分野での拡販に努めていく予定としている。

【INDO―JAPAN POLYMERSの概要】
▽本社所在地=インド・チェンナイ
▽工場所在地=インド・グジャラート州バローダ
▽事業内容=合成樹脂コンパウンド製造(カラーマスターバッチ中心)
▽工場人数=15人(フル生産時35人体制)
▽年間生産能力=2000㌧
▽納入先=日用品雑貨会社、化粧品容器製造会社、その他樹脂成形会社(今後、日系樹脂成形会社への拡販を予定)
▽URL=http://www.indo-japan.in/