2023年6月30日

アキレス
保冷用途に特化したフィルム

店舗の節電対策に

アキレス(日景一郎社長)は、業務用冷蔵ショーケースの保冷用途に特化した透明軟質PVCフィルム「パンチングフレキシブルフィルム」と、店内ですぐ使用できるように加工した「ショーケース保冷用フィルム」を、6月下旬から全国で同時発売した。いずれも販売価格はオープン価格。

スーパーやコンビニエンスストア、量販店では弁当・総菜など食品の陳列に、前面にドアのない冷蔵ショーケースが多く使用されている。東日本大震災後、計画停電が行われる中で節電や商品の温度管理のため、冷蔵ショーケースの前面にシートを掛けて冷気漏れを抑える店舗が少なくなかった。電力がひっ迫する事態はその後もたびたび発生し、今年の夏も電力不足が懸念されている。節電や省エネルギー、さらに地球環境保全への取り組みとして、店舗での保冷シートのニーズは高まっていくと考えられる。一方で保冷シートは、店舗にとっては設置や結露対策など管理の手間を要し、店舗の利用者にとっては商品が見えにくいなどの課題も抱えていた。

パンチングフレキシブルフィルムは、業務用冷蔵ショーケースの保冷シート向けに特化した透明軟質PVCフィルム。テントやボートの窓にも使用される透明度の高いフィルムがベースとなっているため、冷蔵ショーケース内の商品の視認性を確保。適度な厚みと硬度を持たせて保冷性、軽量性を追求し、ガイドレーンに沿ってのれん状にカットでき、商品の取り出しやすさにも配慮されている。さらに結露対策として、フィルムに穴あけ加工が施されており、保冷効果と設置・管理のしやすさ、商品の視認性をバランス良く高めた新製品となっている。設置スペースに合わせてハサミ等でカットして簡単にサイズ調整がしやすいロールタイプで、急な要望や中小規模の店舗など、小口の注文にも速やかに対応するため、常備在庫品とし、巻き数も少なくされている。穴あけ加工を施した透明軟質PVCフィルムをロールで販売するのは業界初となる。規格寸法は厚さ0・5㍉×幅90・5㌢×巻数14㍍。

ショーケース保冷用フィルムは、パンチングフレキシブルフィルムと同じように穴あけ加工を施した透明軟質PVCフィルムをあらかじめ手ごろなサイズに断裁し、両面テープ付き(強粘着再はく離タイプ)で冷蔵ショーケースにすぐ設置できる。1枚から購入可能で、小規模の店舗でも必要量に応じて注文可能。規格寸法は厚さ0・5㍉×幅90㌢×高さ170㌢。