2023年8月30日

カーボンブラック協会
カーボンブラック需要年央見直し

総需要前年比増加も見通し比は減少

カーボンブラック協会(長坂一会長)はこのほど、2023年のカーボンブラック需要の年央見直しを行った。

カーボンブラック需要の7割を占める自動車タイヤ需要について日本自動車タイヤ協会、需要の9割超を占めるゴム産業全体の新ゴム消費量について、日本ゴム工業会が今年の見直し需要をそれぞれ発表。それによると、自動車生産は前年比10・1%増、自動車タイヤの国内需要見通しは同1・2%増、新ゴム消費量は同3・8%増となっている。自動車生産が年初見通し比で1・4%増と微増となっている中、タイヤの国内需要と新ゴム需要見通しは年初見通し比で夫々0・9%減、0・8%減と微減ながら下方修正が行われている。

これらをベースにカーボンブラック協会では、カーボンブラックの輸出入の状況などといった要素を加味し、23年の年間のカーボンブラック需要予測値を改めて算定した。この結果、カーボンブラック総需要は前年比1・5%増の70万8390㌧と予測。この数値は年初見通し比の2・6%減となる。

カーボンブラック総需要のうち、内需計については前年比2・8%増の65万9970㌧で、年初見通し比で1・6㌽減。ゴム用でまとめると、ゴム用総計では同3・8%増の62万800㌧で、同0・8㌽減。この内訳としては、タイヤ用は同2・9%増の47万5690㌧、年初見通しよりも0・7㌽下回ると修正した。一般ゴム用は同6・9%増の14万5110㌧で、年初見通しよりも1・3㌽下回ると算定。非ゴム用では同11・2%減の3万9170㌧で、年初見通しの同0・9%増から、一転して同12・1%減へと前年実績を下回ると予測した。

輸出については前年比13・5%減の4万8420㌧で、年初見通しよりも15・3㌽下回ると修正し、輸出の減少率は当初見通しよりも厳しく見直された。

輸入については、前年比7・5%減の12万400㌧で、年初に見通した同6・4%増の見通しから大きく下方修正した。このうちゴム用は同6・8%減の10万8790㌧と見ており、年初見通しの同7・1%増から大きく下振れした。非ゴム用についても同13・4%減の1万1610㌧と算出され、年初見通しの同0・7%増から伸び幅予測も後退、ゴム用、非ゴム用ともに当初見通し値を下方修正した。