2023年9月30日

愛三工業
安城工場敷地内に新工場

BEV関連製品量産

愛三工業(本社・愛知県大府市、野村得之社長)は、2025年4月の操業開始に向けた新工場を建設する。

この新工場は同社が愛知県安城市で稼働させている安城工場敷地内に建設。電気自動車(以下、BEV)関連製品の車載電池用セルケースを製造する施設で、BEV向け製品の製造は同社初となる。

カーボンニュートラルの実現に向け、自動車の分野においても電動化が加速。こうしたモビリティの変化に貢献する目的から、これまで同社ではキャブレタの製造などにおいて培ってきた精密な金属プレス加工の技術を生かし、今回建設する新工場でBEV用リチウムイオン電池を保護するアルミニウム製のケースとカバーの生産を行う。新工場は本年11月から着工し、新工場で製造される製品の売り上げ規模として26年度に40億円を見込んでいる。

愛三工業はこれまで、時代に応じた自動車の排気ガス規制への対応など、自社の技術と製品を通して社会に貢献してきた。環境技術ナンバーワン企業として、今後も環境にやさしいモビリティの進化に貢献していく。

【新工場の概要】
▽名称=愛三工業安城プレス工場(仮称)
▽所在地=愛知県安城市東端町北山100(愛三工業安城工場敷地内)
▽敷地面積=8000㎡
▽建物=鉄骨造平屋(一部2階建て)、延床4100㎡
▽総工事費=約25億円(生産設備投資除く建物投資額)
▽主な製造製品=BEV関連製品(車載電池用セルケース・カバー)