2023年12月10日

積水化学工業
資本業務提携締結

Circulariseと

積水化学工業(加藤敬太社長)は、資源循環におけるサプライチェーントレーサビリティシステム開発を行うCircularise(本社所在地・オランダ・ハーグ、代表者・ジョルディ・デ・ボス氏およびメズバ・ザブール氏)との間で資本業務提携契約を締結した。積水化学工業では今後、Circulariseとの連携を通じたデジタルプラットフォーム構築に参画、より一層の資源循環推進とサステナビリティ貢献製品の価値向上を目指す。

積水化学グループでは、2050年サーキュラーエコノミーを実現し、持続可能な社会の構築を推進。この長期ゴール実現に向け、サプライチェーンと連携をとり、化石由来原料の使用量を最小化し、再資源化による資源循環を推し進め、事業を通じたサーキュラーエコノミーの実現を目指している。長期ビジョン「Vision2030」の実現に向けても資源循環を現有事業、革新領域を含めて重要キーワードの一つとして定めている。

提携先のCirculariseにおいても、資源循環実現に必要不可欠なサプライチェーン上の情報共有化(管理・追跡・証明)に社会課題を見いだし、ブロックチェーンとゼロ知識証明(情報を証明する際にその情報自体を明示することなく、その正確性や妥当性を他者に示す暗号学的技術)を活用した独自のサプライチェーントレーサビリティシステムを開発。原材料やリサイクル履歴、マスバランス、カーボンフットプリント、第三者認証といった環境関連情報を信頼性の高いプラットフォーム上で管理・追跡・証明が可能となり、機密情報の秘匿性担保もできるようになる。

今後、デジタル製品パスポートをはじめとした情報共有化プラットフォーム構築へ参画し、さらなるサステナビリティ貢献製品の拡充、価値向上を推し進める目的から今回、資本業務提携契約を締結した。