横浜ゴム
ベトナム生販会社を分社化
新タイヤ販社設立
横浜ゴム(山石昌孝社長)は、ベトナムのタイヤ生産販売会社であるYokohama Tyre Vietnam(ヨコハマタイヤ・ベトナム、以下、YTVI)を分社化によって生販分離し、販売機能を先月設立したYokohama Tyre Sales Vietnam(ヨコハマタイヤ・セールス・ベトナム、以下、YTSV)に事業譲渡を行う。YTSVの営業開始日は来年1月1日の予定。
横浜ゴムはASEAN地域を重点市場と定めており、ベトナムは同地域における成長市場となっている。同社は1997年11月、ベトナムにタイヤ生産販売の合弁会社を設立し、ベトナムでの事業をスタート。06年5月には横浜ゴム100%出資のYTVIを設立し、生産販売の強化ならびに市場プレゼンスの向上を推進してきた。しかしながら、近年の同市場の急激な乗用車・トラック用ラジアルタイヤ需要の増加に対応するため、生販分離による事業拡大が不可欠であると判断した。
現在、YTVIでは二輪用、小型トラック用、産業車両用、乗用車スペアー用バイアスタイヤの生産販売に加え、横浜ゴムの乗用車・トラック用ラジアルタイヤの輸入販売を行っている。今回の販売会社新設により、ベトナム市場でのヨコハマタイヤの販売増加を図る。
【新会社の概要】
▽会社名=Yokohama Tyre Sales Vietnam
▽所在地=ベトナム・ホーチミン市
▽設立年月日=23年11月30日
▽事業内容=二輪用、小型トラック用、産業車両用、乗用車スペアー用などのバイアスタイヤの販売、乗用車・トラック用ラジアルタイヤの輸入販売
▽代表者=高野芳文氏
▽資本金=717億ベトナムドン
▽出資比率=横浜ゴム100%
【分社後のYTVIの概要】
▽所在地=ベトナム・ビンズオン省トゥアンアン市
▽設立年月日=06年5月22日
▽事業内容=二輪用、小型トラック用、産業車両用、乗用車スペアー用などのバイアスタイヤの生産
▽代表者=黒川泰弘氏
▽資本金=1840億ベトナムドン
▽出資比率=横浜ゴム100%