2023年12月25日

TOYO TIRE
低燃費とウェットグリップ性能両立

プロクセスCF3
スムーズで快適な走り実現

TOYO TIRE(清水隆史社長)は、グローバル・フラッグシップタイヤブランド「PROXES(プロクセス)」シリーズにおいて、環境に優しい快適な低燃費コンフォートタイヤ「PROXES CF3(プロクセス シーエフスリー)」を来年1月より国内市場で順次発売する。発売サイズは全46サイズで、価格はオープン価格。

国内ではCO2排出量削減に向け、自動車の燃費向上に向けての取り組みやEV、ハイブリッド車の普及が進展。カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速している。タイヤにおいても低燃費性能の向上など、より環境に配慮した対応への重要度が増している。

プロクセスCF3は、低燃費性能とウエットグリップ性能を高次元で両立。パターン設計には、同社独自のタイヤ設計基盤技術〝T―MODE(ティーモード)〟を活用し、トレッドパターン内においては機能を分担させる非対称パターンを採用している。これにより制動性と操縦安定性を高め、スムーズで快適な走りに寄与。静粛性を確保しながら、タイヤラベリング制度における〝低車外音タイヤ〟の規格に適合させている。

イン側は制動性を重視しており、〝ステップエッジ〟が制動性能、〝3Dマルチサイプ〟はパターンノイズ低減&偏摩耗抑制に効果を発揮する。アウト側は操縦安定性を重視。〝パイピングリブ〟が操縦安定性能を高め、〝3Dダイヤゴナルサイプ〟が操縦安定性に加え、パターンノイズ&偏摩耗抑制に貢献している。

材料開発にあたっては、同社の材料設計基盤技術〝Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)〟を採用。〝低燃費トレッドコンパウンド〟が転がり抵抗低減とウェット制動を向上させ、シリカ分散剤を採用していることでシリカをより均一に分散。転がり抵抗の低減、ウェット性能および耐摩耗性能の向上に効果を発揮する。機能性を追求した非トレッドパターンとの組み合わせにより〝低燃費サイドウォール〟が転がり抵抗低減に寄与。〝高硬度ビートフィラー〟が操縦安定性の向上に貢献している。これらの性能を高次元で最適化させることによって転がり抵抗を16%低減、ウェット制動距離を4%短縮させた。シリカ分散剤の一部には、天然由来のサステナブル素材が使用されている。

タイヤサイズは13~19㌅で展開。ラインアップは13㌅の155/65R13 73H~19㌅の195/50R19 88V。