2023年12月30日

日本ゼオン
兵庫県立大学と課題解決へ

連携・協力協定締結

日本ゼオン(豊嶋哲也社長)は、兵庫県立大学(所在地・神戸市西区、國井総一郎理事長)との間で、相互における幅広い分野での人材の育成・交流や共同研究の推進・社会活用等を進める目的から今回、連携・協力協定を締結した。今後は産学連携で、社会課題解決に向けた取り組みを加速させていく。

日本ゼオンと兵庫県立大学は、2022年8月より兵庫県立大学・先端医療工学研究所内に設置されている「イノベーションサロン」において、日本ゼオンの中期経営計画STAGE30で掲げている重点4分野のうちの一つである、医療・ライフサイエンス分野の新規事業探索を目指して活動を進展。今回の協定は、この活動をさらに発展させるため、組織や分野を超えた多様な連携を推進、加速させるために締結された。今後は両者における人材の育成・交流をはじめ、共同研究の推進・社会活用等産学で連携し、社会課題解決に向けて取り組んでいく。

協定締結日は今月21日で、連携・協力事項は、共同研究講座の設置などによる共同研究の実施ならびに研究者およびマネージャーの育成・交流を実施。事業化に向けた知財戦略の策定に向け、加えてスタートアップ・ベンチャー支援などのための人材の育成・交流を図る。組織、分野を超えた多様な連携の推進による研究成果の事業化、社会活用推進およびそれに向けた新たな規制や法制度等の研究、実証事業などを行う。

兵庫県立大学は、神戸商科大学と姫路工業大学、兵庫県立看護大学を統合し、04年に開学。兵庫県全体に広がる9つのキャンパスに6学部、9大学院研究科などを擁する利点を生かし、異分野融合の推進など、新しい知の創造を目指すとともに、大型放射光施設「SPring―8」やスーパーコンピューター「富岳」など、国や県の世界最先端の研究施設と連携した多様で特色を備えた先端的な教育研究を展開している。