2023年12月30日

横浜ゴム
難燃超耐摩耗性コンベヤベルト

「フレイムガードSWR―70」

横浜ゴム(山石昌孝社長)は、難燃性コンベヤベルトとして評価の高い「FLAME GUARD」シリーズから難燃超耐摩耗性コンベヤベルト「FLAME GUARD SWR―70(フレイムガード・エスダブリューアールナナジュウ)」を発売した。

フレイムガードSWR―70は、製鉄所での焼結鉱やコークス搬送ライン、石炭火力発電所での石炭搬送ラインでの使用を想定して開発。近年、安全性の面からニーズが高まっている難燃性(自己消火性)に加え、耐摩耗性の向上によってベルトの交換周期を伸ばすことでランニングコストを削減できるほか、安定的な操業に寄与する。

同社では特殊配合ゴムにより、自己消火性を持つフレイムガードシリーズとして、難燃性、難燃超耐摩耗性、難燃重耐油性、難燃中温耐熱性、難燃高温耐熱性のコンベヤベルトをラインアップ。今回、横浜ゴムの独自商品である世界トップレベルの耐摩耗性を実現したコンベヤベルト「Tuftex α」の開発で培われた技術を駆使し、ゴム配合の最適化を図ることによって、従来の難燃超耐摩耗性コンベヤベルト(FLAME GURAD SWR)の耐摩耗性を30%向上させた。

横浜ゴムは2021~23年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation2023(YX2023)」を推進。MB(マルチプルビジネス)事業で強みとしているホース配管事業と工業資材事業にリソースを集中し、MB事業の成長をけん引、安定収益を確保できる構造の構築を目指している。その施策の一つとして工業資材事業では、得意市場であるコンベヤベルト市場における圧倒的なプレゼンスの確立を掲げている。