2020年6月25日
ブリヂストン
タイヤ摩耗予測技術を活用
JALと航空機整備作業効率化
ブリヂストン(石橋秀一CEO)ならびに日本航空(赤坂祐二社長、以下、JAL)は、兵庫県伊丹市の大阪国際空港を拠点にJALグループの地域路線を運航するジェイエア(宍倉幸雄社長、以下、J―AIR)の航空機を対象に、タイヤ摩耗予測技術を活用した、より精度の高い計画的なタイヤ交換を5月より開始した。
航空機用タイヤは、機体の速度と重量を支えながら離着陸を繰り返すという過酷な条件下で使用。通常は、航空機が数百回離着陸するごとに新しいタイヤに交換する必要がある。さらに、使用環境によってタイヤの摩耗進展速度が異なることから、これまで突発的なタイヤ交換や、交換時期の集中が発生していた。今回、JALとJ―AIRの持つ航空機に関する知見、フライトデータとブリヂストンの持つタイヤに関する知見、デジタルを活用した摩耗予測技術をかけ合わせることで、タイヤの交換時期の予測を実現。精度の高い計画的なタイヤ交換が可能となった。
その結果、ホイール・タイヤ在庫の削減および航空機整備作業の効率化などが期待されると同時に、生産・使用過程でのCO2排出量を削減することで〝地球との共生〟へとつなげていく。
JALとブリヂストンは協働によるチャレンジを継続し、その先にある新しい価値の創造と地域・世界への貢献を目指していく。