アキレス
「瞬足」から抗ウイルスシューズ登場
24時間後には99%以上を低減
アキレス(伊藤守社長)は、誕生18周年を迎えたジュニアスポーツシューズブランド「瞬足」から、靴底に効果が持続する抗ウイルス加工を施した、抗ウイルスシューズ「瞬足JC―951」を6月中旬から全国の靴専門店および有名ECサイト、アキレスウェブショップなどで本格発売している。
昨年から続くコロナ禍においてマスク、手洗い、うがい、アルコール消毒などがウイルスからの感染対策として定着してきたが、ウイルスは目に見えないため、どこに潜んでいるか分からない。例えば、せきやくしゃみで空間に排出された飛まつに含まれるウイルスは顔、体、衣服だけではなく、重力によって足元にも落下する。床に広がったウイルスが靴底に付着して、玄関での脱ぎ履きによって、室内エリアに拡散していく恐れがある。素材や気温・湿度により異なるものの、付着したウイルスによっては数時間~数日間は感染能力を保持するとも言われている。
そこで同社では、足元のウイルス対策の一助となるべく、靴底に抗ウイルス加工を施した、抗ウイルスシューズ・瞬足JC―951を開発した。抗ウイルス性試験において、付着した代表的なウイルスが24時間後には99%以上低減することが確認されており、特殊薬剤が靴底の素材のPVC(塩化ビニール)に練り込んで成型されているため、効果が持続することも特長の一つとなっている。
国内工場でつくられており、アッパーには通気性に優れたニットメッシュ素材を採用。インジェクション製法による一体成型で屈曲性が良く、アウトソールが足裏の動きにフィット。底はがれ、形くずれの心配が少ないため、そのまま洗濯機に入れて丸洗いをすることもできる。重量は約190㌘(19・0㌢/片足)と軽量。ラストは解剖学から追求した立体成型構造で足裏全体にやさしくフィットする「アナトミー設計」で、左右対称のソール仕様となっている。カラーは黒、ピンク、ブルー、赤、サイズは15・0~19・0㌢.(ハーフサイズなし)、ワイズ2E、メーカー希望小売価格は4290円。