2022年4月25日

アシックスジャパン
効率的に歩けるウオーキングシューズ

歩行に要するエネルギーセーブ

アシックスジャパン(小林淳二社長)は、ウオーキングシューズのシリーズ「PEDALA(ペダラ)」から、歩行に要するエネルギーをセーブするなど歩行効率を追求し、長時間でも快適に歩けるようにした新コンセプトのシューズ「PEDALA RIDEWALK(ペダラ ライドウォーク)」3品番(男性用1品番、女性用2品番)を、アシックスグループの直営店・アシックスウォーキング、全国の百貨店、アシックスオンラインストアなどで順次発売している。メーカー希望小売価格は、すべて2万9700万円。

今回の商品は、靴底前部にカーブを設けることによって、少ないエネルギーで足を前に運べるようにしたのが特長。アシックススポーツ工学研究所で分析した歩行動作を基にカーブの立ち上がり位置や角度、素材の硬度や配置などを工夫し、歩行時のエネルギー消費につながるといわれる足首の屈曲を抑えるようにしている。2019年2月に展開し、現在も多くのランナーに親しまれているランニングシューズ「METARIDE(メタライド)」に搭載している〝GUIDESOLE(ガイドソール)〟テクノロジーから着想を得ながら、街履きとしての用途を想定し、軽さや足元の安定性にもこだわって開発された。

ミッドソールは、独自開発の軽量クッションフォーム材〝FF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)〟などを採用。かかと部には、足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能〝GEL(ゲル)〟テクノロジーを搭載している。アッパーには、天然皮革を採用。つやのある革、マットな革による表情が異なる素材を組み合わせることで上品さを引き立たせたデザインとなっている。

アシックススポーツ工学研究所フットウエア機能研究チームの鏡味佳奈さんは「〝走る〟と〝歩く〟では、体の動かし方は大きく異なる。ランニングは基本的に片足しか接地していないが、ウオーキングは片足もしくは両足で支持することから、使用する筋肉に違いがある。また、ウオーキングでは電車移動や信号待ちなどで立ち止まる機会も多く、転がり過ぎる靴底では安定感を欠いてしまう。ペダラ ライドウォークは歩行動作の特長に合わせ、つま先部分のカーブが始まる位置をランニングシューズよりもつま先寄りにし、靴底前部にフラットゾーンを設けることで、安定感と蹴り出しやすさに考慮した設計となっている」と説明している。

転がるような感覚を出しながら、安定感をもたらすペダラ ライドウォークは、ウオーキングシューズとして、〝走る〟と〝歩く〟の違いを見詰め直し、エナジーセービングを追求した。男性用のレースアップタイプのカラーはホワイト×ホワイト、ブラック×ブラック、サイズは24・0~28・0㌢(0・5㌢刻み)。女性用のカラーはベージュ×ベージュ、ブラック×ブラック、レースアップタイプのみホワイト×ホワイトも発売。レースアップタイプ、ベルトタイプともにサイズは22・0~25・0㌢(0・5㌢刻み)。

同社では今回の発売を記念し、アシックスウォーキング公式インスタグラム(@asics_walking#ASICSWALKING)においてプレゼントキャンペーンを5月15日まで実施している。