2019年12月15日

ブリヂストン
代表取締役CEOが交代 石橋副会長に内定
新代表執行役副会長も選任

ブリヂストン(津谷正明CEO)は、12月13日に開催した取締役会においてトップの交代を決議し、同社グループの新たなグローバルCEOである代表執行役CEOに、代表執行役副会長の石橋秀一氏を内定した。来年3月下旬に開催予定の定時株主総会後の取締役会での承認によって、正式に決定する。同社では同日、東京都港区のグローバル研修センターにおいて記者会見を開催し、津谷CEO、石橋副会長が出席し、交代の経緯などの説明を行った。

経営のバトンを引き継ぐ石橋副会長㊧と津谷CEO

同社では、これまで複数の首脳陣によるチーム経営を行うことで、グローバルにおける事業での優位性を発揮。昨年12月31日付けで、西海和久元取締役代表執行役COOが代表執行役を退任し、取締役に退いて以来、津谷代表執行役CEO取締役会長、江藤彰洋取締役代表執行役COO兼社長の両名が先頭に立って経営に取り組んできた。今回、西海氏の後任選びの必要性もあったことで経営陣を交代。当日開催の取締役会において、新たな代表執行役の昇格についても内定した。石橋副会長の代表執行役CEOの就任後は、津谷氏は会長となり、東正浩執行役専務が代表執行役副会長に昇格する。

 新代表執行役CEOならびに新代表執行役の略歴は次の通り。

 石橋 秀一氏(いしばし・しゅういち)1954年1月19日生まれ、65歳、77年静岡大学人文学部卒業後、ブリヂストン入社、89年ファイアストンタイヤ アンド ラバーカンパニー派遣、90年ブリヂストン/ファイアストンディレクター就任、95年エグゼクティブディレクター、97年バイスプレジデント、00年エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼取締役就任、05年ブリヂストン執行役員、12年常務執行役員、14年専務執行役員、16年執行役副社長、19年代表執行役副会長に就任、現在に至る。
 米国と日本を中心にすべての現場でタイヤ・多角化事業を担当。12年以降はグローバルで新たなソリューション事業・直需事業構築および幅広く戦略・企画・技術・品質経営・管理業務なども担当してきた。代表執行役CEO就任後は、Gソリューション戦略分掌(G―CSLO)兼G直需・ブリヂストンT&DPaaS戦略分掌の任に就く。

 東 正浩氏(ひがし・まさひろ)1961年2月11日生まれ、58歳。85年東京大学法学部卒業後、ブリヂストン入社、99年ブリヂストン/ファイアストン派遣、08年タイ・ブリヂストン派遣、11年ブリヂストン秘書室長、13年執行役員新事業企画担当、14年執行役員消費財グローバルマーケティング戦略・モータースポーツ担当、16年執行役員CSR・環境・品質経営企画担当、17年常務執行役員化工品事業担当、19年1月執行役専務MAA(マイニング・エアクラフト・アグリカルチャー)&化工品ソリューション事業分掌、同年9月執行役専務G―MAA(グローバル―マイニング・エアクラフト・アグリカルチャー)ソリューション・GBE(グローバル・ビジネス・エンハンスメント)分掌、現在に至る。

 執行役専務就任後は、G―MAAソリューション・GBE分掌の任を引き継ぐ。