アキレス
国産子ども用ブーツに抗ウイルス
代表的なウイルスを99%以上低減
アキレス(伊藤守社長)は、足元を快適にサポートする目的で開発されたブーツブランド「モントレ」に、ウイルスに対応した国産の子ども用ブーツ「モントレ抗ウイルス115」を追加。靴専門店および有名ECサイト、アキレスウェブショップ(http://achilles‐webshop.com/)において4月中旬より本格発売を開始する。
インフルエンザやノロウイルスなどのウイルス感染による被害は、健全な生活を脅かす脅威であり、せきやくしゃみで空間に排出された飛まつに含まれるウイルスは、顔、体、衣服だけではなく重力によって足元にも落下する。そのため、床に付着したウイルスが靴などに付着し、玄関で靴を脱ぎ履きすることで室内エリアに拡散していく恐れがある。素材や気温・湿度により異なるものの、付着したウイルスによっては数時間~数日間にわたって感染能力を保持するとも言われている。
同社では、特殊薬剤をPVC(塩化ビニール)に練り込むことで、本体と靴底を成型していることから効果を持続できる抗ウイルス国産インジェクションブーツを実現。昨年5月に業務用ブーツとして発売した。抗ウイルス性試験において、表面に付着した代表的なウイルスが24時間後には99%以上低減する成果を確認している。今回、この機能を子ども用ブーツにも生かして発売する。
モントレ抗ウイルス115はアキレスの国内工場で生産。金属モールドの組み合わせによってできる空洞部へ合成樹脂・PVCを注入し、ブーツを成型するインジェクション製法が採用されている。底はがれの心配が少なく形くずれも少ない。ラインアップは1タイプ2色。シンプルなデザインでかわいいフォルムが特長で、重量は約215㌘(16・0㌢/片足)と軽さも追求されている。抗ウイルス性、抗菌性、防カビ性のほか、靴内への水の浸透を防ぐ防水仕様となっている。カラーは黒とカーキで、サイズは14・0~21・0㌢(ハーフサイズなし)で、ワイズは2E、総丈は16・5㌢(16・0㌢)。価格(税別)は2700円。