三菱ケミカル
MCCスポーツを発足
販売促進機能を移管、統合
三菱ケミカル(和賀昌之社長、以下、MCC)は、スポーツ関連事業の強化とグループのブランド価値向上を目的に、本年4月1日付けで「MCCスポーツ株式会社」(以下、MCCS)を発足させることを決めた。子会社であるアストロ(本社・東京都中央区、岩野秀雄社長)の社名を変更するとともに、MCCが展開するゴルフシャフトなどのスポーツ用品の販売促進機能を移管、統合する。
MCCは「Diamana(ディアマナ)」「TENSEI(テンセイ)」などのブランド名でゴルフシャフト事業を展開しており、材料開発からマーケティング、デザイン、製造販売に至るまでを一貫して管理することのできる世界唯一のシャフトメーカーとして、トッププロからアマチュアまで、多くのプレーヤーの支持を獲得。アストロは、スポーツ用人工芝で豊富な製品ラインアップを持ち、国内トップレベルの販売シェアを誇っている。人工芝やゴムチップ舗装材などの施工からアフターサービスまでトータルで対応し、長く安心して使用できる優れた製品とサービスに、多くのスポーツ関係者から高い評価が寄せられている。
今回MCCSを発足させることにより、MCCグループはスポーツ関連用品の提案力を強化し、幅広い顧客ニーズに対応する体制を構築。将来的にはパラスポーツや福祉介護といった分野への展開も視野に入れながら、今後もグループの総合力を生かし、人々の健康な生活に貢献する製品を積極的に提供。これによって三菱ケミカルホールディングスグループのオリジナルコンセプトである「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」を表現した「KAITEKI」の実現を目指す。
アストロの概要は次の通り。
▽所在地=東京都中央区日本橋本石町1―2―2
▽資本金=5000万円
▽事業内容=人工芝・合成樹脂加工品、その他のスポーツ・レジャー関連製品の製造・販売および関連施設の設計・施工事業など