2021年4月5日

建築ガスケット工業会
業務・技術合同委員会技術セミナー

セミナーをリモートで開催

建築ガスケットエ業会(堀田秀敏会長)は、「令和2年度業務・技術合同委員会技術セミナー」を3月19日、Zoomによるウェブオンラインによるリモートセミナーの形式で開催した。同事務局では新型コロナウイルス感染症が収束に向かうムードであれば、感染防止に体制を万全に整えた上で、セミナー会場において会員が一堂に会して実施したい熱意をもって準備。しかしながら、当時(開催直前)は緊急事態宣言の解除の見通しも読めない状態であったことから、会員の安全と健康を考慮し、初のリモート開催に踏み切った。

開会のあいさつに立った堀田会長(ホッティーポリマー社長)は「まだまだ、コロナの収束にはほど遠い状況下、会員各社におかれても相当大変な苦労をされていることと思う。一年前には技術合同委員会のセミナーがオンラインによって開催されるとは夢にも思わなかったが、今後は社会情勢にのっとり、このような取り組みを進めていかざるを得ないと考えている。今日は会員の安全に配慮した形での有意義なセミナーになると期待している」と、実りある催しとなることを期待する言葉を述べた。

技術セミナーでは二人の講師が登壇し、それぞれのテーマで講演を行った。後半の報告会では、4人の専門委員会の代表者が活動結果を報告した。初めに講演が行われ、YKK AP(株)の安全環境管理部環境管理室の茂角広章氏が「YKK APの環境政策とプラスチックリサイクルの取り組み」について紹介。最近のトレンドであるプラスチックに対する課題を交えながら話を進めた。続けて三協立山㈱三協アルミ社の技術開発統括部商品技術部の大浦豊部長が壇上に上がり「ダイナミツクインシュレーション技術を用いた窓システムの開発」をテーマに、新たな技術的観点から同社の取り組みについての説明を繰り広げた。

その後、報告事項に入り、業務・技術委員会の委員長を務める青木技術委員長(ホッティーポリマー)が取り組み状況について説明。続いて、JASS8防水工事改訂委員会の棚原幹事(イワキ化成)、BGA002改訂委員会の棚原主査(イワキ化成)、シール目地防水性能向上委員会の川端委員(北星ゴム工業)がそれぞれの担当項目の活動報告を行い、セミナーの幕を下ろした。