東部ゴム商組
「第４３回通常総会」を開催

東部工業用ゴム製品卸商業組合は５月２６日、東京都千代田区の帝国ホテルで「第４３回通常総会」を開催。冒頭あいさつに立った山上茂久理事長は「今回の総会は役員の改選期にあたる。４月の理事会において承認を得ていた議案であるが、本日をもって理事長を退任することとなった。平成２７年度から大役を引き継ぎ、３名の副理事長をはじめ全役員のご協力の下で３期６年の組合運営に携わってきたが、収支についてはリーマンショック以降引き下げていた賦課金を値戻し、その後も組合員数の維持・拡大に努めながら経費も見直したことで黒字決算を継続することができた。また、事業においても組合員が参加して親ぼくが図れるよう工夫し、勉強会、研修会、商品展示説明会などの行事も年々参加者が増えてきた。最後の一年だけは新型コロナ感染拡大のために事業をほとんど実施することがかなわず残念であったが、次の世代を担う若手が成長していることで安心してバトンを渡すことができる」と在任期間を振り返るとともに新たな執行部への期待を寄せた。

その後、司会者より総会の出席状況の報告があり、組合員１９２社のうち委任状による出席を合わせて１７５社の出席を得たことで、総会は有効に成立ことが宣言された。

議案審議は新發田和敏常任理事が議長に就任して進行。第１号議案「令和２年度決算関係書類承認の件」、第２号議案「令和３年度事業計画、収支予算ならびに経費の賦課金額および徴収方法決定の件」、第３号議案「令和３年度における借り入れ金残高の最高限度決定の件（原案・本年度は借り入れを行わない）」、第４号議案「役員報酬の件（原案・支給しない）」などの議案が審議され、それぞれ満場一致で承認された。また、第５号議案の任期満了に伴う「役員改選の件」では指名推薦制が採用され、理事長には塩谷信雄氏（バン工業用品）、副理事長には黒川和彦氏（不二工業）、前田淳氏（東京ベルト）が新たに選任された。

新任のあいさつに立った塩谷理事長は「２人の副理事長、常任理事、理事の皆さんと力を合わせて重責を果たすために全力を尽くしていきたい。依然として新型コロナの猛威は続いている状況ではあるが、組合活動は行事を通して情報交換の場を提供していくことも大事だととらえている。今年度は参加者の安全を確保しながら、ぜひ開催可能な行事を実施していきたい」と今後の決意と抱負を語った。