2021年6月25日

三菱ケミカル
Muraとライセンス契約

プラケミカルリサイクル技術で

三菱ケミカル(和賀昌之社長、以下、MCC)は、廃プラスチックのケミカルリサイクルプロセスの開発(ハイドロPRS)、ライセンス、同プロセスを用いた廃プラスチックの分解油・ガスの製造、販売を行っている英・Mura Technology社(以下、Mura)との間で、廃プラスチックから化学製品や燃料油の原料(以下、リサイクル生成油)を製造する技術「ハイドロPRS」のライセンス契約を締結した。

MCCはサーキュラーエコノミーの実現に向けて、原燃料の脱化石燃料化やプラスチックケミカルリサイクルの技術開発などに向けた検討を継続。今回、MCCはMuraとの本ライセンス契約に基づき、ハイドロPRSを導入し、プラスチックケミカルリサイクルの事業化に向けた詳細な検討を加速させる。

ハイドロPRSは、高温高圧の超臨界水の中でプラスチックを分解、リサイクル生成油へと再生する革新的な技術で、従来の直接熱分解技術と比べて、高い収率で既存設備へ前処理なしでの投入可能なほどの、石油由来原料と同等の品質を持つリサイクル生成油を得ることができる。同技術により、今までは焼却や埋め立て処理によって処分されていたプラスチックのケミカルリサイクルを実現。プラスチックのライフサイクル全体のCO2排出量と化石燃料の消費を大幅に削減することが可能となり、サーキュラーエコノミーの実現に大きく寄与する。

Muraは大規模なプラスチックケミカルリサイクルの工業化を目指しており、ハイドロPRSは数あるケミカルリサイクル技術の中でも、加速度的に工業化が進んでいる。