2021年6月25日

コンチネンタルタイヤ
欧州で高い評価獲得

オールシーズンタイヤ販売

コンチネンタルタイヤ・ジャパン(ニコラオス・キリアゾプロス社長)は、欧州の自動車雑誌が実施したオールシーズンタイヤの性能テストでベストタイヤに数多く選ばれ、高い評価を得ている「AllSeasonContact(オールシーズン・コンタクト)」を、9月1日から全国のヤナセグループ販売店で先行販売を行う。発売サイズは205/55R16 94V XL~235/45R20  100W XLの14サイズで、今後は需要に応じてサイズ、販路が拡大される予定。

近年、タイヤの役割が著しく多様化しており、これまでのような車種別、夏用、冬用タイヤのほかに地域ごとに異なる環境やドライバーの求める走行性能に対応するタイヤへのニーズが浮上。また世界的な気候の変動に伴い、日本でも年間の降雪量が減少している一方で、一晩で一気に大雪が降ったり、今まで経験したことのないような局地的豪雨に見舞われるなど、ドライビング中の突然の路面コンデションの変化にタイヤの重要性がますます高まっている。

オールシーズン・コンタクトは、四季を通じて気温や突然の天候の変化に対応でき、いかなる路面条件下でも高い走行性と安全性を発揮することを目標に開発された。同社のウインタータイヤの開発で培われたコンパウンドテクノロジーが数多く採用されており、積雪路や冬の冷たいウエット路での確かなグリップ性能、あらゆる気候条件下の走行で発揮される優れたハンドリング性能とブレーキング性能、高い燃費性能を確保している。また年2回の夏用、冬用タイヤ交換にかかる時間や費用、タイヤ保管のスペース確保が不要となり、利便性が向上する上、高水準の低燃費性は環境への負荷を軽減するだけでなく、コスト意識の高いドライバーにも最適となっている。

雪道や冬の冷たい雨道で優れた制駆動性を発揮し、突然の降雪でもより安全で安心なドライビングを実現する「アダプティブ・オールシーズン・コンパウンド」では、シリカを高比率で配合した「トラクション・シリカ・コンパウンド」が冬の冷たい雨道で優れたブレーキ性能を発揮。特殊な樹脂「ウィンター・パフォーマンス・レジン」を配合したトレッドコンパウンドによって、スノー性能と相反するドライ、ウエット、転がり抵抗性能をより高次元で両立しながら低温下でもゴムの柔軟さを最適に保ち、積雪路でも良好なグリップ力を発揮する。

ドライ、ウエットの両路面で正確なハンドリング性能と優れたブレーキング性能を発揮し、サマータイヤの安全性も妥協しない「フレキシブル・オールシーズン・トレッド・デザイン」においては、中央から外に流れるようにV字型に配置された太い溝とサイプ、「オープン・ショルダー」の溝形状が高い排水性と優れた耐ハイドロプレーニング性能を発揮する。ショルダー部の大きなブロックデザインとサイプの最適な配置により十分な有効接地面積とブロック剛性を確保、ハンドリング性能とブレーキング性能も妥協することなく高い水準で実現している。

タイヤのコンパウンド、内部構造と素材、プロファイル、トレッドの厚さのバランスを高次元で最適化、エネルギーロスを抑制し、転がり抵抗を低減することで、安全性を損なうことなく同等クラスのオールシーズンタイヤの中で高水準の低燃費性能を実現した「エネルギー最適化構造」も取り入れられている。

サイドウォールには、雪上での高い走行性能と安全性が認められたことを示す「スリー・ピーク・マウンテン・スノーフレーク」と、通常のタイヤより優れた雪上性能を発揮する「M+S」マークが刻印されている。