住友ゴム工業
「ダンロップ」ブランドの価値向上
ゴルフ事業で加速
海外子会社の社名も変更
住友ゴム工業(山本悟社長)は、来月の国内ゴルフツアー開幕を皮切りに、ゴルフ事業におけるグローバルでの「ダンロップ」ブランド価値向上の取り組みを加速させることを発表した。
同社は2017年、スポーツ分野におけるグローバルでのダンロップの商標権を取得以降、テニスの四大大会「全豪オープン」へダンロップテニスボールを公式球として提供するなど、主にラケットスポーツ事業においてダンロップブランドの価値向上に取り組んできた。しかしながらゴルフでは、従来からの日本・台湾・韓国での事業ブランドとしての活用にとどまっていた。
今後、日本・台湾・韓国以外の国・地域においてもダンロップブランドをゴルフの事業ブランドとして段階的に活用し、スポーツ分野でのダンロップブランドプレゼンスをさらに高めていくこととした。これによりスポーツ事業だけでなく、タイヤ・産業品を含めた同社全体におけるダンロップブランドの価値向上を目指していく。
具体的な取り組みとしては、グローバルでのブランドのプレゼンス向上を目的に来月以降、グローバルのゴルフトーナメントで契約選手が着用するキャップ「後頭部」ロゴを「SRIXON」から「DUNLOP」に順次変更を行っていく。
またダンロップブランドの浸透を目的に、同社スポーツ事業の販売子会社およびテニスボール製造子会社の社名をダンロップを冠したものに、順次変更していく。豪州販売子会社はSriⅹon Sports AustraliaからDunlop Sriⅹon Sports Australiaに、タイのテニスボール製造子会社はSriⅹon Sports Manufacturing(Thailand)からDunlop Sriⅹon Sports Manufacturing(Thailand)に今年1月1日付けで社名変更している。今後、南アフリカの販売子会社はSriⅹon Sports South AfricaからDunlop Sriⅹon Sports South Africaに変更予定となっている。
同社スポーツ事業本部長の川松英明常務執行役員は「ダンロップブランドの再活性化のため、商品ブランドであるゼクシオ、スリクソン、クリーブランドゴルフに加えて、事業ブランドとしてダンロップブランドを段階的に活用していくことで、ダンロップブランドの価値向上に取り組んでいく」とコメントしている。