2022年3月25日
横浜ゴム
平塚製造所の能力増強
帆布ベルトの生産ライン増設
横浜ゴム(山石昌孝社長)は工業資材事業強化の一環として、平塚製造所(神奈川県平塚市)のコンベヤベルトの生産能力増強を発表した。増強は段階的に実施される予定で、今回の投資額は約16億円。耐摩耗性、耐熱性、耐油性、難燃性、省電力性など使用用途に応じた多様な帆布ベルトの生産ラインの増設を行い、現在の生産能力を約1・3倍に高める。今月から着工し、2023年10月から生産を開始する計画。
コンベヤベルトは多くの産業分野に欠かせない〝運搬の動脈〟として、鉱石・土砂などの物資を運ぶために世界中で使われている。同社は世界トップレベルの技術を誇っており、長年にわたって国内外の多様なニーズにこたえるさまざまな商品を開発・提供し続けている。今回の増強は今後想定される市場環境の変化に対応するために行われるもので、引き続きコンベヤベルトを必要とする多くの産業を支え、社会の持続的な発展に貢献していく。
また同社では、MB事業において強みであるホース配管事業と、工業資材事業にリソースを集中して同事業の成長をけん引し、安定収益を確保できる構造を目指している。
【平塚製造所の概要】
▽所在地=神奈川県平塚市追分2―1
▽設立年=1952年
▽敷地面積=25万5811㎡
▽主な生産品目=コンベヤベルト、マリンホース、防舷材、スポーツ用品、その他各種工業品など
▽従業員=1757人(21年12月現在)