2022年6月5日
鶴見化学工業
粉末硫黄製品20~24円値上げ
加硫剤である粉末硫黄のメーカーで、加藤産商系列の鶴見化学工業(本社・茨城県神栖市、加藤進一社長)は原料である、石油会社から購入するモルテン硫黄の国内外の値上がりを受け、粉末硫黄製品の値上げを7月1日出荷分から実施することを発表した。㌔当たりの値上げ幅は20~24円(サルファックスSB、PNは別途)で、詳細は担当者から案内される。
同社を取り巻く事業環境は原油をはじめとする主原料の値上がりやエネルギーコストおよびユーティリティなど、諸経費の上昇により一段と厳しくなっている。これまで社内合理化、コスト削減による採算改善に努めてきたものの、現在のコスト上昇は企業努力を超える状況となっていることから硫黄製品の事業継続および安定供給維持のため、今回の値上げを決定した。