ヤマカミ
山上吉雄会長告別式
山上吉雄会長(ヤマカミ)告別式
多くの取引先が参列
昨年12月11日に心不全で死去したヤマカミの山上吉雄会長の葬儀が21日、同社と山上家の合同葬として東京都港区の青山葬儀所で執り行われた。葬儀・告別式には同社の取引先をはじめ、多くの友人・知人が参列し、故人との別れを惜しんだ。
弔辞を述べた三ツ星ベルトの垣内一社長は「Vベルトから始まった当社との歴史をいつも語られ、ベルトがあってのヤマカミであるという信念を貫く姿には敬服した。互いにベルトへの思いの強さから議論を交わしたこともあったが、もうお話しすることができないと思うと言いようのない寂しさが込み上げてくる。若くして社長に就任後、新規事業への参入を積極的に進めるとともに販売網の拡充に尽力し、現在のヤマカミの基礎を築き上げられた。ヤマカミを愛し、人生を捧げられた山上会長のご遺志はこれからも社長、専務、全社員の心に生き続けて引き継がれていくものと確信している」と故人をしのんだ。
ニッタの新田元庸会長は「お見舞いに伺った際、療養中にかかわらずダンディに身だしなみを整えられ、いつもと変わらない笑顔でゴルフクラブを振るしぐさをされた姿を昨日のことのように思い出している。東部ゴム商組でも常任理事やベルト部会長などの要職を担われ、その公平無私な人柄でメーカーを含めてゴムベルト業界の発展にご指導頂いた。現在の当社があるのも山上会長のお力添えによるものと深く感謝している」と告別の辞を捧げた。
あいさつに立った葬儀委員長の山上茂久社長は「スポーツが好きで趣味はゴルフでした。当社野球部の後援会長として、ほとんどの試合に応援に駆けつけて頂いた。面倒見が良く、仲間と楽しくお酒を酌み交わすことも好きでした。体調を崩してからも諦めずに回復に努めて参りましたが、家族に見守られながら安らかに旅立ちました。今はただ寂しい気持ちでいっぱいですが、家族で力を合わせながら乗りきっていこうと思う」と参列者に御礼の言葉を述べた。