2021年4月25日

アシックスジャパン
「RUNWALK」トークイベント開催

同シリーズアンバサダー・廣瀬俊朗さん招き

アシックスジャパン(小林淳二社長)は4月14日、ZOOMライブによる配信を通じて、ビジネスシューズ「RUNWALK(ランウォーク)」シリーズのアンバサダーに起用した元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗さん(HiRAKU代表取締役)を招いてトークイベント「RUNWALKでビジネスパフォーマンスを上げよう!」を開催した。その中で今月23日発売の〝ドレススポーティシューズ〟「ASICS RUNWALK LEAD(アシックスランウォークリード)」の新色・ディープオーシャンNも披露された。

トークイベントは2部構成で行われ、第1部を機能編「RUNWALK、発想を刺激する履き心地!」と題して開催。廣瀬さんとNIKKEI STYLE Men’s Fashionの松本和佳編集長をゲストとして招き、アシックスジャパンからはウォーキング事業部の大久司マネージャーが登壇してトークを繰り広げた。廣瀬さんはトークイベントの冒頭、アシックスランウォークリードについて「アスリートとしての立場で考えると、歩きやすく、スパイクシューズのように何の問題もなく走ることができるというコンセプトがすごい。ビジネスパーソンからの見方だけでなくドレスシューズとしての魅力の奥深さも素晴らしいと思う」とコメント。

それを受けて大久マネージャーは「当社のウオーキングシューズのかつてのシリーズに『ワラッジ』というトップモデルがあり、ビジネスユースの最高峰というコンセプトから〝社長シリーズ〟というカテゴリーがあった。歩くための機能はもちろん、自動車に乗る機会が多いと考えて、靴底に静電気防止機能を持たせたことで、接触放電による悩みを解消したことで非常に喜ばれた。そこで、原点回帰でウオーキングシューズを作り直そうと考えたとき、当時の理念を生かした、社会生活にもマッチしたシューズを作ろうと考えた」と、発想の根源について語った。廣瀬さんは「僕が現役のときに作ってほしかった。ビジネスパーソンもアスリートもバランスを大切にしており、移動のときの靴もプレー中のシューズと同様に快適さを備えたパートナーであってほしい。そうした意味で、現役のプレーヤーにぜひとも履いてほしい」と推薦した。

大久マネージャーは「ランウォークリードはフラッグシップモデルとして、さまざまなざん新な機能と洗練さで履く人の期待にこたえる。当社のランニングシューズで使用している高反発素材〝ゲル〟の使用量は当社のウオーキングシューズで最も多い。ソールにおいてはアシックススポーツ工学研究所でさまざまな研究を行った知見から生み出された、レイヤーが何層にも積み重ねられた形状を採用しており、ゲルテクノロジーを最大限に発揮できるようになっている」と性能を司る技術の一端について、リードのカットモデルを手に説明した。

第2部の着こなし編に移り「RUNWALK、ON/OFF自在の装い力!」と題して、ランウォークリード、「ランウォークエアサイクル」「ランウォークラギッドウォーカー」を紹介。エアサイクルは、1995年に革靴をスポーツメーカーとしてこだわって作り上げた一足で、ライニングやインソールの構造や機能を新しくすることで、靴中の空気の循環を促してムレを解消した。

ラギッドウォーカーは、現代のスタイリングにマッチさせたアイテムで、クッション性を司る独自開発のスポンジに対してラバーを被覆。チープな質感を様変わりさせただけでなく、機能美を引き立たせた。これらを目にし、一足ずつ手に取りながら廣瀬さんは「ラフなファッションにも合わせやすく、ビジネスでもおしゃれに履きこなせそう。ファッションの広がりを感じさせられたので、いろいろと試していきたい」と胸のわくわく感をのぞかせた。

ゲストとしてトークショーに加わったMEN’S EXの平澤香苗編集長は「靴は小さな建築物に例えられるが、これらを見るとまさに的を射ていると実感できた」と絶賛。同じくゲストとして登壇したユナイテッドアローズの内山省治チーフバイヤーは「ドレスシューズのフォルムでありながら履き心地の良さは別次元。アシックスさんとのコラボは、スポーツを支えてきた信頼性の高いメーカーによるプロデュースということで、ビジネスシューズにおいてもただ者ではないとにらんでいたが、想像をはるかに上回った。ルックスについてもオンのときはハードな感性とそれに相反する履き心地、オフのときはカジュアルのムードを上品に引き締めてくれる。アシックスさんの多様性には感銘を受けており、ぜひとも一緒に仕事をしたい」と述べた。