2021年4月25日

バンドー化学
今月14日に創立115周年

記念日に社長メッセージ配信

バンドー化学(吉井満隆社長)は、今月14日に創立115周年を迎えた。創立記念式典は、新型コロナウイルス感染状況を受け、昨年に続き中止となったが、同日、社長メッセージの配信、創立記念日に合わせた社長特別賞や永年勤続従業員への表彰等が行われた。

吉井社長が述べたメッセージは次の通り。

「本日、ここに創立115周年の記念すべき日を迎えることができたことは、大きな喜びです。まずは従業員の皆さんや皆さんのご家族をはじめ、関係先の方々の日ごろのご協力に深く感謝致します。新型コロナウイルス感染拡大の影響は依然続いており、大阪や兵庫では、まん延防止等重点措置が適用されるなど、まだまだ予断を許さない状況です。当社にとっても大変大きな苦難ですが、当社は、明治39年(1906年)の創業以来、世界的な戦争をはじめ、幾多の苦難を乗り越えて今日を迎えており、逆境に強い遺伝子を有していると自負しています。その歴史の中で受け継いだDNAのしたたかさ・しなやかさを発揮して、今回の苦難も乗り越え、持続的に成長していきたいと願っています。

現在、われわれを取り巻く環境は、カーボンニュートラルやSDGsへの関心の高まり、AIやIoT技術、また、自動運転や再生医療など、第4次産業革命のただ中にあり、新技術も次々と生まれ、新型コロナウイルスの感染拡大と相まって、生活様式すら変わるような大きな変曲点を迎えています。これらの変化に対して、一昨年、新事業の創生・育成の一環で、医療機器メーカーであるAimedic MMT社をグループに加え、昨年、当社グループにおいて初めてとなる医療機器『ATメジャー』を世に出すに至りました。製品の販売規模は小さなものですが、当社にとっては、大きな一歩であり、今後さらに、医療分野の事業化を加速させていく弾みになるものと期待しています。また、コア事業である伝動ベルトや搬送ベルトにおいても、ニューノーマル時代の新たな営業スタイルへの挑戦を進めています。

これらの活動はすべて、当社の経営理念である〝社会のニーズに沿った新たな付加価値を創造し、社会の信頼に応え、社業の発展を期するとともに、社会に貢献すること〟につながっており、創立記念日に際して、改めて、創業の精神に立ち返り、〝経営理念〟や〝私たちの目標〟の達成に向かって、全従業員が一致団結して取り組んでいくことを誓いたいと思います。ニューノーマルと呼ばれる未知の時代には、全従業員一人ひとりが自律性をもって時代に向き合い、新たな課題に挑戦することが必要です。新型コロナウイルス感染症はいずれ収束に向かいます。こういう時だからこそ、バンドーグループ一丸となって、企業体質の強化に努め、それぞれが高い目標に向かって果敢に挑み、やりきって、達成の喜びを分かち合っていきましょう」。