2021年5月10日

ブリヂストン
オトラコ社を買収

鉱山タイヤ・ソリューション事業展開を強化・加速

ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン マイニング ソリューションズ オーストラリアは、鉱山車両用タイヤ(ORタイヤ)の管理を手掛けるソリューションプロバイダーであるオーストラリアのオトラコインターナショナル(以下、オトラコ社)を、ダウナーEDIリミテッドから買収する契約を締結した。買収価額は企業価値7900万豪㌦(約66億円)に、オトラコ社の運転資本等に係る調整が行われた後、確定する。今回の買収は規制当局の承認とその他必要な買収条件を満たした後、今年末までに完了する見込み。

オトラコ社はオーストラリア、チリ、南アフリカなどの鉱山に同社の熟練技術者が常駐し、鉱山事業者に対して独自のデジタルプラットフォーム「Otracom」を活用したORタイヤのライフサイクル管理サービスを提供し、顧客の効率的なオペレーションに貢献している。今回の買収を経て、オトラコ社の営業所や訓練所を含む全拠点、既存の顧客との取引を引き継ぎ、全社員約860人をブリヂストングループに迎え入れることとなる。

ブリヂストングループは中期事業計画の中で、鉱山タイヤ・ソリューション事業を、積極的にリソース投入し継続的に強化・拡大すべき重要事業として位置付けており、今回の買収は同事業の展開を強化・加速させるものとしている。